計画通りでないのが人生だ
相方のKちゃんが娘ちゃんたちと2泊3日の旅行へ出かけると聞いた頃、私が想像していた夢の2連休は読書三昧。あと最近行けていないジムへ行って美味しいビール飲んで・・・etc。
暇が出来るのなら暇にしていれば良いものを、いちいちこうして頭の中で計画してしまう。
が、そこへ退職なさる職場の人と飲みに行く誘いがかかった。Kちゃんも居ないし、もう二度と会えないかも知れないから行っとこか。
その翌日、今度は人数が多い飲み会に誘われた。うん、じゃ、行っとこか。
結果、両日とも楽しかった。
が、何と言うのか、こう、変な感じ。体調崩すとまでは行かないし、どこでも何でも行けば行ったで楽しむし、周辺の皆さんも楽しんでくれる。
でも、私はほんとに根っこが引き籠りなんだろうな。一人時間が少ないとバランスを崩す。
でも、楽しかったのでよしとしよう。
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どうでも良いけど、特に大勢の飲み会は変わったものを目にしてしまう。疲れ果てて帰りたがっていると思しき数人の人の顔の表情が気になって『大丈夫?帰れば良いのに。』と思ったり、普段は職場で大人しくしている人が『言い過ぎでね?』というほど暴言を吐いていたり。
はたまたいつもは権威をふるっている人がポツンと一人で居てつまらなさそうな顔をしていたりとか。
日常の暗黙の了解とか体裁とかでは、全く別のものを見せようとしているのが職場の人々だが、そういった儀式や装飾にあまり影響を受けることが出来ない私は、普段からこうなんだろうなーと思っている姿なのだが。
こうして現実の絵や風景として見せられると「・・・・。見なかったことにしよう。」といたたまれなくなってしまう。
盛り上がっているうちに終電を逃した。同じ家の方向の人と同じタクシーに乗る。この飲み会で一番口数が少なかった彼にこの夜私は大切な話を聴かせて貰った。
辛いことがあったのだ。でも、それを過去にしてまた歩き始めようとしている。
まだ出会って間もない人々にほんの少しづつ共感している今日この頃。
一人が好きと言えば好きだし、一人が向いている(というのも変な言い方だけど。)でも、一人では何も出来ないし一人では生きていけない。
そういう事を思い出すとき、普段は愚痴や文句ばかりで毒づいている私も、感謝という言葉を思い出している。