スニーカー
一日休んで一日出勤。そして2連休。
良いんだろうか?というくらいに久々に休みまくり。
沢山眠って眠って、色んな夢を観た。
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美容室が空いているのが夕方だったので夕暮れの街へ出かけると、Kちゃんが『そっちでご飯を食べて帰ろう。』というライン。
その街には、こじんまりとしたお気に入りのステーキ屋があるのだけど、気が付くと半年ぶりくらいになっていた。
そのステーキ屋さんに行くことも、夜の街でデートすることも。
夜景が綺麗だった。
あとは『さっき、Ohzaちゃんが美容室に居る間、靴屋さんで待ってたの。』と。
『就職祝いに靴を買ってあげる。最近よくネットでスニーカー観てるでしょ?』というKちゃん。
しかし、今回就職するのはKちゃんの方なので笑った。
昔は誰もが履いている靴や服を欲しいと思うことが無かったのだけど、ここ数か月、何年もの間、街で山ほど見かけるスニーカーに目が行く。
アディダスのロングセラーもので何十年か前は『これのどこが良いの?』とさえ思っていた。
通勤で歩く時間が少々長くなったせいだろうか?いつもパンプスがブーツだったのが、最近スニーカーに変わったせいもある。
誰もが履いているものなので当然量産されていて、その店でもすぐに見つけることが出来た。
踵のところが金色の白いスニーカーを買って貰った。いや、ほんとに私の方が何か就職祝いをしなくては。というか、したい。
週明けから、Kちゃんが私の職場にやって来る。いよいよだ。
帰宅して静かな夜、フローリングに置いてあるありきたりなスニーカーが、とんでもなく特別なスニーカーに思えて来た。本当にそう見える。色んな気持ちが詰まっている。
週明け、この靴でまた歩き始めるんだ。