今日も宇宙レベルの勘違い野郎
この半年ほど足を引っ張ってくれているナースさんは、ご自身では凄く出来るナースと思い込んでいる。
看護記録もドラマのような書き方をする。
”吸引中に嘔吐したので、私は、素早く吸引チューブを抜き、すかさず側臥位に向け、誤嚥や窒息を回避した。ホフマン症状なし。私は、うーだら、へーだら・・・・”
もう分かる人は分かる。
下手くそで無理な吸引をして嘔吐させたんだろう?危険な目に合わせたな?と。
それを自分の手柄かのように記す。しかも、吸引しなくても良い場面だっただろ?ということも。
あるいは”他のナース(名指しで書いてあるのだが)がミスをして、私がこういうふうにしてフォローしておきました”というような書き方をする。
そんなわけだから、記録が無駄に長い。時折文学的作品のようになっていて、それを医療現場の記録として読まなければならない方というのは非常にしんどい。読んだあげくにご状態が分からない。分かるのは「ほら、私はこんなに優秀だ。」という主張だけ。何じゃ、これ。
そのナースさんが、近ごろ新しく入ったナースさんを、私が育てている日々をじっと見ている。←見てないで他の仕事せーよ。
「あの子を上にあげようと思っているんですか?」と怒鳴るように質問してきた。
は?
上にあげるもなにも、君が入って来てから、ちっとも仕事がはかどらないし楽にならない。休みもほとんど取れない。これは由々しき事態。
「何でも出来るようになりたいです!」という子にどんどん教えて、リーダー層を増やしたいとは思ってるよ。
「主任にするつもり?」
いやいやいや、まだ週3から4に増えたばかりのパートさんだから主任なんて。ただ、行く行くは、やってくれるかもね。
こう言うと彼女の口が尖がることは分かっていたが、それ以上の表情だった。承認欲求は強すぎるわ、先の若い子を見下しているので、自分より取り立てられることに激しく怒りを覚えているらしい。
何を言うかと思ったら「女性の上司は、女性の部下を引き上げないと思っていました。だから、私の実力を認めないのかと。」
・・・・・。もう何も言うことがなかった。
女性は女性を押さえつけると彼女は言った。いやいや、男性も女性を押さえつけるぞ。さんざんやられて来た。
幸いにも、私が出世する気がないということを分かって貰えてからは、あたりが少々弱まったけれど。
ところで、相棒Kちゃんも同様の言葉で嫌な気持ちになっていたが、私も言われると非常に嫌なことがある。
「○○部長(男性)に気に入られたから、また昇進するんですよね。」とか「女ですからね。」とか言われること。
仕事しない人の戯言だと普段は分かっているのだけど、疲労困憊している日にはこたえるし、むかっ腹も立つ。
それとはまた別の話だけど、もうこれ以上は昇進しない。何たって、今となっては肩たたき合って懐かしがっている前の前のボスとも大喧嘩になったことがあるし、次の施設長ともガチで面談という名の喧嘩をしてしまった。
今の施設長とも時間の問題だろう。
そんなことを回想していると「何をして昇進したんですか?」と、まだ目の前でそんな話している人がいる。
何もしないでするわけないだろう。やるべきことをしたからだ。この人にいくら言ってもダメだろうけど。
「枕ですか?」
思わずモップをフルスイングして頭をかち割る想像しちゃったけれど。抑えて、抑えて。
枕じゃねえよ。喧嘩をしたんだよ。
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