見出し画像

彼方から帰宅

夜も更けてからのバーベキュー。この寒い季節で、しかも標高が高い山の中で正気か?という話なんだけど、楽しかったんだな、これが。

鮎やソーセージ、スペアリブ、鶏肉、焼きおにぎり、あとは『松坂牛の親戚です。』と紹介された肉。これにはウケた。親戚、美味しかったですよ。現地のお野菜も美味しかったし、焼きマシュマロもグー。

でも、まあ、グランピングキャンプという、実に甘えん坊のキャンプだったのだ。
いちおう建物があるし手ぶらで行ける。

私たちにとっても未開の場所だったのだけど、人も少なく空気も美味しい。しかし、グランピングといってもテントに毛が生えたようなものだから夜は寒かった。

お薦めの温泉に入ってバーベキューして、また温泉に入って湯冷めしないうちに寝た。

よく走り、よく登り、よく降りて、よく温泉に入った旅だった。

スピリチュアルなとあるスポットでKちゃんが『何も起こらなかった、がっかりしたでしょ?』と言うのだけど、そうでもない。

例えば、太陽が出ていなかった場所に太陽が映るとか。他にも色々、まったく知らない場所なのに一度も迷わなっかったこととか、色んな人に不思議なことを話しかけられたこととか。
あと、バーベキュー中に、猫たちがやって来て会話して、一緒にご飯を食べたりとか。
その他諸々。あれは楽しかった。まさか猫と一緒に夕飯を食べるとは。

また来たいわ。
****

そして午後18時半、猫たちと再会。
入院のお迎えだ。
キャリー越しに猫と人間は手の平を合わせつつ、先生の説明を聴く。
状態は良くなって来ているとのこと。

やった。
願いを叶えて下さった。これがこの旅の一番の目的だったのだが、叶えて下さった。
感謝しかない。

旅は素敵。
でも、旅の後、我が家が一番と思う。猫たちが元気で、Kちゃんも笑っている夜だった。


いいなと思ったら応援しよう!