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いざ出陣(という感じ)

明日を実地指導に控えて、最後の書類確認をしつつの、ゴミダメのような箇所を掃除する。

その間、明日のインフルエンザ予防接種や往診の準備。しかし、ありがたいことにナース陣が一丸となってやるべきことをやってくれていた。

病院の方の薬剤部にワクチンを引き取りに行くと、『受け取り用紙をください。』と訳の分からないことを言われる。聴いてないよ。

もう、ここまで漕ぎつけるだけでも大変だったのだ。病院の方も職員の入れ替わりが激しいらしく数週間に渡って電話をかけるが毎日のように『今日は分かる者がおりません。』という状態だったから。

受け取りの用紙っていうそれはどこで貰うんじゃい?と訊いてもこれまた分からない人ばかり。
やっと貰えたワクチンは予定より2バイアルも多い。何で申し込み数と違う?予備ですか?と訊いても「分からない。」と。

うちの施設の前主任ナースからもその他のナースからも何の引継ぎもなし。

『もうこれはOhzaさんが好きにシステムを作っちゃって良いよ。それで変な風習は全部廃止にしちゃって良いよ。』と言ってくれる施設長。この言葉はデジャブだなあ。また作って行くのか。でも、その方が良い。

同じくKちゃんも介護職の部門で色んなことをひっくり返している。古き習わしにしがみついている人々に攻撃を受けているわけだが、その死守しようとしている習わしが全然よろしくない。事故や虐待が起こりますよ、死人が出ますよという習慣ばかりなのだ。

そんな中で全ご利用者様の健康診断も終わった。明日の監査がどうなるか分からないけれど、何はともあれ、それが終わったらインフルの続きと、約2週間後にコロナワクチンが始まる。冬は深まる。皆は元気でいられるのか?
安らかに見送った命が一人二人、復活して言えた命が二人三人四人。

前のところで頑張って来て良かったな。目の前に壁があっても他の方法をすぐさま考える癖がついている。どうやってでも試行錯誤して進んで行くのだろう。目の前のことには全て意味がある。

夜もふけて、その街でkちゃんととんかつを食べて帰った。

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