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ICを聴く猫

日曜日、朝からブルーノくんを点滴に連れて行く。
不思議なもので、先生が大好きのようだ。先日は検査のために採血をしたり腹水を穿刺して採取して遺伝子検査をしたり、今は天敵。苦痛を与える相手であるのに、説明に対して一緒に耳を傾けては大人しくしていた。

前の順番のにゃんこさんが『ふぎゃあああおおお!(おどれーー!何するんじゃあああ!)』と15分ほどにも渡り絶叫していた時には、いったいどんな処置をされているのだろう?と思い、ブルーノ君と共に真顔になってドアの向こうを見詰めていた。

そのにゃんこさんが出て来ると、飼い主さんが気さくに話しかけてくれた。『ただの抜歯だったんですけどね。ふふ。』
大きな大きなラグドールのにゃんこちゃんで齢16歳。乳がんのオペ後の抜歯だったらしい。

そんな場面を何度も観ているので、無言で耐えるブルーノは、凄いなあと思う。しかも、先生にスリスリする。

そう言えばブランカちゃんも、爪切りして貰っているときに先生にじゃれついていたそうだ。

うちの子たちは二匹とも人見知りが激しいのでこれは脅威的だと言える。でも、間違いなく先生の説明を聴いているのは確かだ。

まだグッタリしているがブルーノくんは確実に良くなっている。腹水も減って食欲も出て来た。

最近、よく腕の中で眠っているので起きたときにドキドキする。呼吸を確認して、ほっとして朝が始まる。
神様ありがとう。今日もブルーノとブランカとKちゃんと4人で暮らせました。

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