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力を抜いて行こう
あれやこれやと悩みながら仕事をしているけれど、ふと思う。
冷静に考えてみたら、もしかして楽な仕事なのでは?と。
それはよく今より少し過去のことや、ずっとずっと昔のことを思い出す時によく思う。
病院時代のことやオペ室時代のこと、カウンセラー時代に醜いものを見た時のことや。
今も人命に関わることでアホな事を言ったりしたりしている人がいると憤りを感じることはあるものの、圧倒的にトリートメントする時間や心の余裕が与えられている。
病を持つ人やそのご家族様ニーズには応えたい放題。あまりに間違っている時のみ余計な世話をやいて苦言を呈してしまうものの、ニーズはニーズ。「じゃあ、それ、先生にお願いしてみましょうか?」と、どんな我が儘だろうが馬鹿なことだろうが、一緒に診察室へ行ってお願いしてみる。
我を出さない方が良い。それが奉仕という分野の仕事だ。
疲れ果てた帰り道によく立ち並ぶビルの窓を見上げることがある。家庭の火が灯るマンションの群れを眺めることがある。
みんな、それぞれに大変だろうな。
でも、ほっと力を抜いて過ごせる時が多くの人に在れば良いな。
昔のことを思い出すだけではなく、壮絶な職業にお付きの方の記事を読んだせいかも知れない。
人は笑うために生きている。
笑顔多き日々でありますように。
無数の窓に向かって思う。