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その魔女は私のどんな球もキャッチした

本日は往診日だったのだが、朝から一人当日欠勤の知らせ。嘘でしょ、どうしよう。
丁度、施設で提供する給食に大きな問題を感じて色んな業者さんとも会わなければならない日でもあった。
栄養を改善しなければならないなんて私の仕事か?と、色々な分野で疑問を感じるのだけど、病院側とも話し合いをした3日間でもあった。こちらは、栄養とは関係なく、我が施設にいる利用者様たちへの治療や、その扱いについてだった。
勤めたての頃は、うちの利用者様がお世話になるのだから病院側には何も言えないのだろうな~、低姿勢で行かなくちゃな~と思っていた。それは当たっている。正しい勘だよ、当初の私。

それが今ではどうですか。カンカンに怒って色んなことを言ってしまう自分が居る。
こりゃクビになっても不思議じゃない。

と思っていたのだけど・・・・。
案外話が通じた。言ってはみるものだなと思う。

先方のナースのトップの方が結構反応して先生方に指導を入れてくれているので、少々ビックリしている。

『そうね。身体に簡単に穴を開けてはいけないわよね。』

狐につままれたような気持ちになるのは、彼女の弁が立つからなのか、話術の巧みさからなのか、しかし、現実に指導を入れてくれているのを見ると、多少溜飲が下がる思い。

私は言葉には騙されないし丸め込もうとする空気もはねつけてしまう癖があるのだが、所詮ビジュアル派なので、眼に見えて行動してくれる人には文句が無くなる。実際にその人がやっていることを見るので。

何かを変えるというのは大変なことではあるものの、そして凄く疲れた3日間でもあったが、言葉や心が通じた感を貰えて少し嬉しかった。

ああ、人間が、最後の最後まで人間として扱われる世の中であって欲しいな。

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