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【BAR Angel Kiss】えんきす民たちと共に巡るclusterのワールド。そこは思い出で溢れた温かい世界。月一連載 1/5
※サムネイルの写真はBAR Angel Kissにて。写真左から ネームペンさん ルナ紅音(あかね)さん jumius(ゆみうす)さん のほほさん かせーさん
Platform編集部のライター、sunと申します。
今回から5回に分けて連載予定の、clusterワールド紹介をさせていただきます。
第一回目のワールドは、BAR Angel Kiss(エンジェルキッス)を紹介します。
Platform本誌では一人旅もできるようなスポットに焦点を当てていますが、本連載では「メタバースに行って現地の人々と交流してみたい!」という方向けに特にオススメです。
もう一つ付け加えるならば、「メタバースもまた、人情味や人との繋がりで成り立っている」と、伝えることができればと思います。
まずは本記事の題名にも書かれている『えんきす民』について説明致します。
えんきすというのはBAR Angel Kissの愛称です。
経営者は草羽エルさんで、cluster以外でも幅広くご活動されているVtuberです。
そして、今回紹介するワールドBAR Angel Kissをきっかけに交流の輪が広がり、いつしか『えんきす民』とも呼ばれるようになりました。
えんきす民にはいろんな人たちがいますが、非常に優しい方々ばかりです。
「メタバースを始めたばかりだけど、どこに行けば分からない。交流したい」という人をお見掛けしたら、私は真っ先にえんきす民を紹介します。
また、執筆などのお仕事といった面でも、私は日頃よりお世話になっております。
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本記事を書くキッカケは、【『Platform』Vol.3混沌の中に】のclusterの取材で、ルナ紅音さんにご協力いただいたことから始まります。
カオスなワールドの紹介、そして被写体になっていただいたお礼をしたいと考えている矢先に、Platformのnote企画が始まりました。
そこで本誌では殆ど触れられなかったルナさんのご紹介と共に、えんきす民の紹介をしたいと考えました。
取材当日、冒頭の写真にもあるように五名のえんきす民にご協力いただきました。
えんきすにまつわるワールドを、一人につき一つご案内する流れとなり、各地の魅力や思い出などを熱く語っていただきました。
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さて本題、BAR Angel Kissの紹介です。
ここは心地よい癒しのメロディが流れる小さなバー。
小さなワールドだからこそ、人との距離が縮まりやすい場所です。
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かつてのえんきす民はイベント帰りにこのワールドに集まり、イベントの感想などを語り合っていたそうです。
clusterはイベントごとに、一般参加者のマイク使用権限を禁止できます。
つまり、イベントのスタッフ以外は喋ることが不可能になります。
トークイベントなどでスタッフの声などが妨害されない為の機能です。
ですからフレンドと一緒にイベントに行っても、その最中は想いを共有できない為、いわゆる二次会としてBAR Angel Kissに来ていたわけです。
イベント帰りに限らず、パブリックサーバー(誰でも入れる部屋)を建てたえんきす民がいることもあります。
clusterを始めたばかりで、何も知らない人が入って来た場合も少なくありません。
そうして実際に訪れた人に、clusterやえんきすの魅力について語っていた人が、このワールドの思い出を語って下さったネームペンさんです。
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私から見たネームペンさんは、気さくで話しかけやすいお兄さんといった印象です。
事実、私がフレンドが多くいるワールドに訪れると、ネームペンさんが駆け付けて状況を知らせてくれたり、「一緒に回ってみませんか?」とお声がけ下さるなど、何度も親切にしていただいております。
そんなネームペンさんは、BAR Angel Kissでの出来事を熱く語ってくださいました。
ネームペンさんはバーチャルマーケット3にて店主の草羽エルさんを知り、続くバーチャルマーケット4にてjumius(ゆみうす)さんなど、後のえんきす民となる方々と知り合いました。
(※バーチャルマーケットとは、バーチャル空間最大のマーケットフェスティバルです。例えるならば、リアル世界におけるコミックマーケットのVR版です)
その縁でclusterに立ち寄るようになって、共に様々なイベントに遊びに行くうちに、繋がりが増えていきました。
その時期からBAR Angel Kissのワールドにて、来た人と共にお喋りすることが増えました。
「ここは色んな繋がりができたバー」だと、ネームペンさんは仰いました。
「(草羽エルさん主催の)イベントがない日は、いつもの場所に立っている」と、他のえんきす民からは言われていたそうです。
丁度ネームペンさんがえんきす民になりたての時期は、clusterには珍しいフルトラッキングのユーザーでした。
フルトラッキング、つまり頭や両手のみならず、足や膝、肘の動きもVRに反映されるユーザーです。
現状、VRChatやNeosVRと違って、clusterはスマホでも入れるVRプラットフォームです。
比較的敷居が低いプラットフォームであるため、VRデバイスを持ってないユーザーも多いように感じます。
それ故に、ネームペンさんがリアル世界と同じように、滑らかに椅子に座る動きなどを見せると、初心者の方々は興味津々となったようです。
BAR Angel Kissのいつもの場所に立って、訪れた方々に優しく話しかけて、フルトラッキングならではの動きで魅了する。
そんなネームペンさんを見て、VRデバイスを購入したり、メタバースにハマったりした人も多く存在します。
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今回はえんきす民の始まりの地と言っても過言ではないワールドを、紹介させていただきました。
次回は「草羽エル 2nd Anniversary Stage」と、製作者であるのほほさんを紹介したいと思います。
観光地の一つひとつに、人情味のあるドラマや歴史が存在しているように。
メタバースのワールドにも、人間の温かさや思い出が積み重なっていることを、より多くの方々に知っていただければ本望です。