皿回しの「円錐回し」、左手で回すほうが効率良い説
前置き、という名の本題
「たなしん」という者です。
これを書くためだけにnoteに登録しました。
さて、皆さんは皿回しにおいて基礎中の基礎である「円錐回し」をどちらの手でやってますか?
(皿回しなんてやってねーよ、という声は聞かなかったことにします)
おそらくほとんどの人が右手(=利き手)で回していると思います。
(ちなみにここで言ってる円錐回しとは↓のことです)
が、実は私は「左手」(非利き手)で回してます。
正確には、どちらの手でも回せるけど左手で回すほうがより加速がつく、といった具合です。
なので私が普段上げてる動画をよく見ると、左手で円錐加速してからシークエンスに入っていたりしてます。
まあ誰も興味ないですね、ハイ。
で、これだけだと「俺左手で回せるんだぜすごいだろ!」というクソしょーもない自分語りおじさんになってしまうので、少しその理由を考察してみました。
その結果、この現象って私以外にも当てはまる人がいるんじゃないかなーと思ったりしたので、ちょっと書き連ねてみようかなと思います。
注)この先は基本的に右利きという前提で話を進めていきます。左利きの方はお手数ですが左右を逆にして考えてください。
1.皿の回転方向
「左手で円錐回しする理由」について話すためには、皿の回転方向がとても大事なポイントになってきます。
初級者以上の技術力を持つ皿回しプレイヤーは、皿を回す方向が全員統一されていると思います。
すなわち、皿を下側から見て右回り(時計回り)です。
全員がこの方向であると言い切れる理由は、スローイングスタート(皿の底面リムを鷲掴みにしてピザみたいに回すやつ)を右手で行うと右回りのほうがやりやすいからです。
2皿や3皿になるとスローイングスタートで回す技術が必須になってきますし、1皿でも多用する汎用性の高い技なので、普段からこの回転方向に合わせることになります。
2.人体の構造的には……?
さて、ここからは少し私の勝手な考察が入ります。
この「右手」で「右回り」に回す、というのは実は人間の手にとって「回しにくい」方向になっている気がします。
つまり、右手なら「左回り」、左手なら「右回り」というのが、人間の手が回しやすい方向なのではないかという仮説です。
(これについて軽く調べてみましたがそれらしいエビデンスは見当たりませんでした。有識者いらしたら教えてください)
もちろん思いつきで言っているわけではなく、そう考える根拠が2つほどあったのでご紹介します。
1)ダブルダッチ
ダブルダッチの「回し手」の回す向きが、まさに「右手で左回り、左手で右回り」となっています。
ダブルダッチや大縄跳びなどで縄を回す動きは、円錐回しの動きを大きくした感じに近い……と勝手に思っていて、何か関係があるんじゃないかと考えています。
(実際は跳ぶ人側の都合とかもあるのかもしれませんが)
2)初心者が回す方向
個人的にはここが一番考えるきっかけとなったところです。
皿回しを触ったことがない初心者に皿を回してみてもらう、という経験は誰しもがあると思います。
で、とりあえず円錐回しのやり方を教えた後に、初心者の方に実際に回してもらうと
9割の人が下側から見て左回りに回そうとします。
中には「これってどっち向きに回せばいいんですか」と聞いてくれる人もいるので、私が「最初はどっち向きでも大丈夫ですよ」と答えると、やっぱり左回りで回そうとします。
いきなり右回りで回す人もいないわけではないですが、圧倒的多数が左回りで回し始めることを考えると、やはりそちらのほうが手の動きとして自然なのではないかと思えてきます。
これを逆に考えると、
「じゃあ右回りで皿を回している我々皿回しジャグラーは、左手で円錐回ししたほうがいいんじゃね?」
となるわけです。
3.まとめ
ということで、右回りの回転方向で円錐回しをするなら左手のほうが良いのでは、という説を唱えてみました。
私以外に非利き手で回している人をあんまり見たことがないですが、他の人にこの方法を広めることで何か新しい発見が生まれる可能性があるかもしれません。
このnoteを読んだあなたも、是非これを機に非利き手での円錐回しを練習してみてください!