重度心身障がい児について知る
先日、訪問で重度心身障がい児の
リハビリを見学する機会があったので
まずは知る事からはじめていきます。
そもそも重度心身障害児(者)という言葉は
医学用語ではなく、療育制度を整備する際につくられた行政的立場からの
言葉であり、日本特有の用語だそうです。
重度の肢体不自由と
重度の知的障害を合併した状態の子供(もしくは大人)のこと。
判断基準としては「大島の分類」から
運動の障害と知能障害の両面からみて(下記の図より)
狭義の重症児は以下の黄色枠範囲。
5~9は「周辺児」として考えるそうです。
発生原因としての要因があるのは
・胎児期(染色体異常とか)
・出産時(分娩時の低酸素とか)
・出生後(頭部損傷や感染症とか)
頻度として脳性麻痺の子どもさんが多いようです。
動画の子はご両親が在宅と半分出勤で就労されているご家庭でしたが、
私が見学させていただいた子は5歳で
お母様が就労せず、ご自宅で日中ケアをされているご家庭でした。
色々な事情を抱えたご家庭もあります。
先日受講した研修でも、日本は
周産期医療の発達により、他の国に比べて新生児の死亡率がとても低いそうです。
ただ、生命は助かっても障害が残る方も多いようです。