魔法を信じるかい

先ほどは、よもやま話でした。(↓)

https://ameblo.jp/darshaan/entry-12665607687.html

然して隣の古刹に、桜を愛でに行きました。

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ぽんたくんも一緒です。

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あんた、なん食べようとー

久方ぶりのうさんぽ。かくの如く遊んでいたら、とある姉さん方がうさぎに食いついた。可愛い可愛い❤️いうての。
「じゃあ撫でてみますか。なんなら抱っこもできまっせ」。そう言うと氏らは

アジすか!

遠方からくだんのお寺に来られたらしい女子二人組。見たところ裏山登りの格好で、お年の頃は60代。
まずベンチに座っていただく。「はい、お膝を揃えてくださいな。そして両手を〝ちょーだい〝してください。然るに」。

彼女らの両手に、うさぎのお尻をしっかり乗せる。するとあら不思議、うさぎはヒシッと姉さんに抱きつき、甘えんぼ状態。氏は大喜び。
撫で撫で写真を撮りたがり、ご両人それぞれ一旦撮るも、逆光かつ桜が入っていないのに俺は気づいた。

「せっかくだから桜をバックに撮りませんか。うさぎ抱っこし座って座って〜」
「はい笑って。バター♪」
※寅さん好きには分かるはず

うさぎ共々、良い写真が撮れました。桜満開。

事後、姉さんの1が

「今日はとってもうれしかった。まさかこんなに良いことがあるなんて思いませんでした。
これはほんの気持ちです」

なぞ言いつつ、お札を差し出す。
いや、それは違う。俺は直ちに

「奥さん、そげんことはせんのって下さい。お気持ちだけいただいておきます。こちらこそ、ありがとうございました」

と断固拒否。
当然よね。

しかし、そこまで喜んでいただいたのはうさぎ冥利に尽きる。
マイうさぎの存在意義は、たまさかうさんぽする時、ご近所さんに喜んでいただく事にこそある。ゆえ、こんな出会いこそ魔法であります。

外れ馬券が風に舞い、桜の花びらが散る。諸事多難、宝塚音楽学校に落ちて泣く子もいれば受かって笑う子もいる。
それでも時は、何もかも押し流してゆく。こんな「時」もまた、魔法ではある。
◆同寺で撮った写真を用い、ちょうど10年前に作成した、チャボさんの『魔法を信じるかい』動画

https://youtu.be/zONqcYKV4XE


ぽんたちゃん♪

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