STRAY SHEEP
また書かなかったので最初から。30日ブログ1日目。
今日は米津玄師の最新アルバムについて書いていこうと思う。
前作BOOTLEGより約3年のスパンを経て8月5日にリリースされたSTRAY SHEEP。
BOOTLEG
Lemonの爆発的大ヒット、収録されている楽曲のMVの総再生回数は10億回以上、Foorinに楽曲提供したパプリカと菅田将暉に楽曲提供したまちがいさがしのセルフカバー、RADWIMPSの野田洋次郎とのコラボ曲、収録曲の9曲(カバー含む)がタイアップがついているなど、どう考えても売れる要素しかないアルバム。
蓋を開けてみれば、8月4日時点での出荷数が100万枚を突破するというニュースから始まり、初動売上は88万枚で累積売上は102.2万枚となり、前作を遥かに上回る売上となった。(Wikipediaより)
前作はポピュラーミュージックとしてはかなりの完成度を誇り、評価も非常に高い作品であった。今作はリリースされてまだ間もないので、評価がどうなるのかが気になるところ。
何周か聴いてみた個人的な所感としては、前作と甲乙つけがたいレベルの楽曲を擁し、ポピュラーミュージックとしてのクオリティは前作よりも良質に仕上げてきたと感じた。
R&B、ファンク、EDM、オルタナティブロック、クラシック、ボサノヴァ、タンゴなど様々な要素を取り入れつつもキャッチーに仕上げた楽曲群。
dioramaの頃やYANKEEの頃よりも歌唱力が上がり、聴きごたえのあるものになっている歌声。海の幽霊、馬と鹿、Lemonといったバラードナンバーで実感できる。
海の幽霊
馬と鹿
Lemon
シンガーとして、作詞家として、作曲家として円熟期に入っている中、リリースされた作品ということもあり、今作の完成度は随一のものであるということを否めない。
今作の欠点はほとんど無い。強いて言うなら、昔の米津玄師を求めている人には不向きなアルバムではあると思う。
ただ、J-POPとしての完成度は非常に高いので、いわゆるJ-POPが好きな人にはぜひオススメしたいアルバムである。
もちろん普通に音楽が好きな人もぜひ手に取って聴いて欲しいアルバム。ジャンルが多岐に渡っているのでその辺を聴き比べてみても面白いかもしれない。
まだ米津玄師を聴いたことない人は各サブスクリプションサービスで配信しているので、ぜひ聴いてみてほしい。過去作品から現在までで作風は大きく変わっているので、その変遷を楽しみながら楽曲を聴いてみるとなかなか面白いので。