見出し画像

2020.4.15 軽々と飛び越える

今日は眠いくて怠い。昨晩日記を書いて遅くまで起きてしまったのが原因だろうか。寝ぼけ眼でPCを立ち上げリモートワークを開始したので今日はまだテレビを点けていない。新しいニュースはあったのかな。

今朝友人のFB投稿にいいねを押したことをきっかけに、オンラインで一緒にランチをすることにした。普段全然違う場所で働いている彼女と、約束した30分後にランチができる。自宅にいなければいけないという制約を受けているようで、逆にこれまでの場所の制約を軽々と飛び越えられる。お互いリモートワーク中の一人暮らしというお気楽身分だからできることではあるが、この生活の面白さを見た気がした。

昼休みの残り時間でさくっと駅前まで食料を買いに出かける。商店街には思いのほか人が歩いていて、ドーナツ屋さんや肉屋さんには行列までできていた。自分が家に閉じこもっていると外の様子がわからなくなるが、意外といつも通りの生活をしている人も多いのだろうか。スーパーでは小麦粉やパスタソースの棚が少し品薄に見えたけれど、2週間ほど前の混乱はもう無い。先週買えなかったトイレットペーパーも、今日はもう十分な在庫があるようだった。

午後はいくつか会社のMTGにオンラインで出席。飲食店やエンタメ業界でなくても、業績にコロナ禍の影響を感じる。不安に満ちた中では、そりゃ人もお金も動かない。社員として知恵を絞らなくてはならないのはそりゃそうなのだが、はっきり言って暗中模索だ。それでも、長期戦になることを覚悟して何か手を打たなければいけない。ぼんやり状況を眺めているだけでは、苦しくなっていくのが目に見えている。

過去にいたホテル業界に思いを馳せれば、オリンピックを控え投資をして最もキャッシュが薄くなっているところにこの打撃を受けたところが多かったのではないだろうか、と幾人もの顔が目に浮かんだ。みんな元気だろうか。

特定の地域や業界ではなく、これだけ大きな範囲で経済が打撃を受けることは、過去どれだけあったのだろう。特に働き口としてセーフティネットになりがちな飲食店やサービス業が痛めつけられているのを見聞きするのは、金融機関が潰れるよりも私の心情としては苦しい。

こうして大きな社会の流れに思いを馳せていたのに、すっかり忘れていた書類選考が通ったという知らせが届いて一気に自分のことで頭がいっぱいになる。真っ当に対応するには、ウェブテストと面接の対策もしなければならない。ううむ。

自分の感情や考えは1週間程度のリズムで移ろっていくのに、今の自分が為したものの結果は、次週以降の私が引き受けることになる。誰かと会う約束、申し込んだイベント、受けてしまった仕事。今とはちょっと気分の違う、過去の私が決めた何かの後始末に追われることが本当に多い。それだけで私の人生が終わってしまいそうだ。一度決めたら揺らがない一貫した自分を持てたらきっと楽なのに。

あるいは、一度決めても、その時の気持ちに合わせて方向転換できる軽やかさを持てたらいい。そうなのだけど、今度は変な生真面目さが邪魔してくる。ゴールを決めて、そこに到達するマイルストーンを置いて…という真っ当で一般的な道の進み方が正しいはずなのに私は…とまたグジグジ悩むはめになる。

でも、30年人生やってきてどうなのよ私。ゴールとか一貫した自分とか、そういうの向いていないって、気づいたんじゃなかったのか?


今日のご飯は、

アスパラのトースト、タコライスもどき、焼きそば・チンしたナス・トマト



読んでいただきありがとうございます。 サポートいただけたら、書籍代などさらに素敵な文章を生み出すための勉強代に充てさせていただきます!