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mogura、思考に潜ってみる。

先月ひとつ決断をした。それは「もぐら会」に参加すること。

もぐら会はエッセイストの紫原明子さんが主宰している、「話して、聞いて、書いて、自分を掘り出す」会。

紫原さんが会を紹介した文章の一部をそのまま引用する。

メールやSNSで、日常のコミュニケーションの量自体は格段に増えているはずなのに、心から誰かと繋がれているという実感が持てない。自分と向き合おうと努力してきたはずなのに、どこか生きづらさが拭えない。人前での自分に、いつも自信がない。こんな悩みを抱えている人は、案外少なくないようです。自分って、一人では決して完結しないものです。他者に受け入れられ、自分もまた他者を受け入れる。安心できる場所の中で、自分の内側から自然と出てきた言葉を拾い集めていくうちに、それまで見えなかった自分、見えなかった世界が、よりクリアに見えてくるかもしれません。
【もぐら会】は、他者との会話を通して、自分と世界とを“自分自身で”掘り深めていくための集まりです。残念ながらこの会に参加しても、明日すぐに仕事で使える具体的なノウハウを得たり、ツイッターのフォロワーが増えたりすることはありません。
その代わり、長い人生をより心豊かに、より肩の力を抜いて生きていくための自分と、その仲間とを、見つけられるかもしれません。


この会を知った私は、ほぼ反射的に申し込みボタンを押していた。
書くことを含んだコースにしようかどうしようか迷ったのだけど、コースの金額や、枠が埋まってしまうという焦りや、書くことより話すことの方が苦手だから、と理由をつけて「話すこと、聞くこと」コースを選んだ。

初回のもぐら会は6月初旬に開催された。自分を知ってもらうために必要な情報を、というお題で始まった自己紹介は、なんともあたたかで静かで厳かで、不思議な幸せな時間だった。

会で話したこと、FBやTwitterで参加者の方々が書いていることに触発されたのか、意識が向いたせいなのか、このところ自分にとって重要なテーマについて考えている時間が増えたような気がする。

せっかくだから、じっくり考えてみようと思って。

紫原さんから贈られる「日々の問い」やもぐら会、あるいは生活をしながら考えた自分のテーマに対する思考の記録をこの場に残しておこうと思う。書くことで考えが深まるし、少しはまとまることもあるから。思考したことを残しておけると思うから。誰かに見てもらえるかもしれない場所に置いておくことで、モチベーションにもなるから。

答えが簡単に出るとも思えないし、それを目的にもしないでおこうと思う。「今、答えを出さなきゃ」と思うとプレッシャーになってしまって考えることや書くことそのものから逃げそうな気がするから。

思考の途中のままの乱文もあると思うし、書き直すこともあるかもしれない。
お金のためでも、かっこつけるためでもない。誰に強制されるでもなく、自分のために自分が考えたことを書いてみようと思うのです。

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