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手術後の鼻詰まり(1)
「機能鼻」あるいは「機能性鼻手術」という言葉ができました。
おそらく美容手術と対比される意味のようですが、実費保険(健康保険対象外)に関してよく使われている用語です。
● Hwee’s Review
= 鼻の機能を良くするために機能鼻の手術をしましたが
なぜむしろ鼻がつまったり、息がしにくいのでしょうか?
そして、なぜ各種検査を受けても問題ないと診断されるのでしょうか?
私は確かに息がしにくいんですが···
「一日も息苦しくない日はありません。」
「いつも詰まるのですが、寒くなるともっとひどくなって口で呼吸します。」
「鼻から息が入ってこないみたいです」
「いびきのシリコンを切って、 入れると寝られます」
「深く眠れずに眠りについても呼吸のせいで目が覚めます。」
初めて患者さんにお会いした時、患者さんが重点的におっしゃる内容は、 医療記録に医学用語を使わずに患者さんの表現をそのまま記すようになっています。
住所(主訴 Haupt klage)と言います。
上記の内容が鼻づまりの患者さんの記録で見られる内容です。 非常に多様な表現を使用していることが分かります。
アレルギー性鼻炎、循環浮腫、疾病などによる鼻づまりの症状は、まず上記の主訴で、ある程度鑑別され、病歴、鼻の内部の状態などで鑑別診断することになるので、その部分は論外とします。
よく鼻で息をするのが苦しい場合を鼻づまりといいますが、次のようになります。
● Hwee’s Review
= 機械的詰まり:洞窟を岩が塞いでいるような詰まり
空気の流れの変化:異常な空気の流れで呼吸するのが苦しい感じ、及び症状
解剖学的な構造の問題による鼻づまりは、その原因となる構造によって異なる分類をすることもあります。
● Hwee’s Review
= 原因となる解剖学的構造物による分類
鼻骨
鼻中隔軟骨
上外側軟骨
内側もしくは外側の非バルブ(静的原因、動的原因)
鼻先軟骨
皮膚及び軟組織及び鼻の形
ところで...
鼻の手術後、鼻づまりの症状で大学病院まで行って検査を受けたにもかかわらず、特別な原因が見つからない場合は、どのような原因でしょうか?
きっとその原因をこのように分類することもできるのに???
● Hwee’s Review
= 特定の軟骨移植手術法に関連して「空気の流れ」に問題が生じた場合
このような場合です。
ですが、その空気の流れは「通気性検査」という方法で診察することになります。
その検査を受けて、CT検査までしたにもかかわらず原因を特定できないというのが、ここ数年間、手術後に鼻で息をするのが難しい方々の共通した事項です。
結局、他のセッションの文(除去、復元-鼻先問題の始点)で説明したように。
● Hwee’s Review
= 「3D三脚ベクトル」が「2D作用-反作用」に変形され、正常な解剖-生理学的構造から変化したためです。
ある特定の一つの大きな原因ではなく、様々な要因が少しずつ複合的に作用するのです。 なので診断が難しいのでもあります。