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鼻先の美しい輪郭について
鼻先は丸いよりもシャープな方が美しいとされていますが、過度に尖っているだけでは必ずしも美しいとは言えません。
もちろん、患者様それぞれの好みによって理想の形は異なり、特に尖った鼻を希望される方もいらっしゃいます。しかし、多くの方は鼻先の輪郭について詳しく理解されていないようです。
再手術のカウンセリングでは、「団子鼻の矯正を何度か受けて鼻が細くなった感じはするけれど、美しくない」とおっしゃる方が少なくありません。特に、「尖ってはいるけれど、綺麗ではない」という感想を持つケースが多く見受けられます。
鼻先の輪郭に必要な要素
単に尖っているだけでは美しくありません。鼻先には適切な輪郭が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732966835-NRjK37Db9w2g58IrXcoelfSp.jpg)
図1の右側の写真を部分ごとに分けると、以下のような特徴があります:
• 緑色の部分(A)は陰影が生まれるべき箇所で、B部分に比べてやや引っ込んでいる必要があります。これにより、A部分には自然な陰影が生じます。
• 鼻先のB部分は、光の反射がやや横に長く、場合によっては光が2箇所に分かれて輝くのが美しい輪郭の特徴です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732966879-UawlMO47ToytXvQ8enuI5A1Z.jpg)
図2では、以下の理由から鼻先が美しく見えません:
• A部分(鼻先の上側)がB部分よりも広く、厚みがあるように見えます。
• A部分の両側の緑色の部分は、自然な陰影ではなく「つままれた」ような印象を与えています。
そのため、鼻が細く見えるかどうかに関わらず、図1のような輪郭が形成されていないと美しい鼻先にはなりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1732966943-7puxdMa230tiQkXAYFe1zDLR.jpg)
図3では、術前は鼻先に光の反射点が1つだけでしたが、術後には反射点が2つに分かれた様子が見られます。これは、美しい鼻先の輪郭が形成された結果です。
単に鼻を細くすれば良いというわけではありません。
B部分に軽い陰影を作り、光の反射が図1や図3のように
2箇所に分かれることで、理想的な鼻先が完成します。
シャープさの程度が控えめな鼻を希望される場合も同様で、輪郭形成が重要なポイントとなります。美しい鼻先を目指すためには、単なる「尖り」ではなく、自然な陰影とバランスの取れた光の反射が必要です。