【マルメロ】
別名:セイヨウカリン、マルメル、マルメイラ、ボウカイなど
学名:Cydonia oblonga
英名:Quince
ポルトガル:Marmelo
バラ科マルメロ属 落葉高木樹
原産国:トルキスタン地方、コーカサス地方、中央アジア
主な産地:長野県(約80%以上)、青森県(約10%以下)、北海道、秋田
開花時期:5月中旬
収穫時期:10月~11月頃
※長野県諏訪地方では、カリンのことも「マルメロ 」という。
<青森県では>主に平川市が産地。
一属一種で、カリンは原産地も別。違いは葉にも現れるが果実の表面に綿毛がある。カリン同様、石細胞が多く生食に向かない。
<主な栄養成分・フィトケミカル>
【果実・種】カリン同様、民間療法で喉に良いとされている。特にアミグダリン(レートリル)について研究されているが根拠あるデータは少ないようだ。(青酸配糖体で果実未熟果においては加水分解されると毒になる。他のバラ科の桃や梅、杏等も同様)。
水溶性食物繊維(リグニンなど)が多くビタミンC,B6,Eのほか、カリウム、カリシウム、リンなどミネラルも豊富。サポニン 、タンニンなど有機酸も。
種のグルコース、ペクチンなど多糖類から抽出した粘性のエキスは化粧品に使用されている。