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【High Tech Highのような授業はできたか】

自分の「好き」を見つけるイベント真冬のMeetUp、終了しました。

FaceBookで支援してもらった皆様、Polcaを通じて支援してくださった皆様心より感謝いたします。

この企画は僕が不満を抱えていた教育に対して、僕なりの表現をしようと思い立ってやった企画です。

その企画って何ぞや?と思われる方は前回の記事をご覧ください。

僕の企画は基本的には20代~30代が中心です。

というのも、今は学生に対してのサポートが厚いというか、教育に携わる皆さんの視線が熱いのです。では、学生時代にチャンスをつかめずに大人になった僕たちはどうすればいいのか?もう、何もチャンスを得ることができないのか?

そんな不安や不満を解決するために20代~30代を中心とした企画を作っています。


主に行う企画の題は「気の持ちよう」です。今風に言えば「マインドセット」。

マインドセットって何?という方はこちらより。


この「気の持ちよう」をどのように作っていくのか、どのような行動で変えていくのかということを様々な企画で伝えたいと思っています。


そこで、今回は日本人である僕たちが一番食べているであろう「お米」から自分の「好き」を見つけるイベントを開催しました。

お米は僕たちの生活に深く入り込んでいます。

当たり前のようにどこでも食べていて、ほぼ水と変わらないレベルで高品質なお米が提供される。それが日本だと思います。

そして、ここに僕たちの本当の「好き」を邪魔する広告が耳に入るのです。

「○○の地域のお米はおいしいよね!そうおもうでしょ!?」

「○○の地域のお米は高いの!でもおいしいのよ!食べてごらんなさい!」

そうしたら、いつの間にか自分の頭には「○○地域のお米はおいしい」と入ります。大切な自分の嗜好を無視して。


実は、お米には産地独特の味や形、そして口の中でほどける食感があります。そして、結果的に口に合うのは地元のお米であることが往々にしてあります。

当たり前ですよね、お米はその地域に根付く植物ですから。その土地の生活に根付いた味がする。


でも、私たちの頭には「○○産が~」という考えがあるので、なかなか行動が変えられない、思い込みが外れることができないのです。


だから、今回は「気の持ちよう」を変える良い材料である「お米」の力を借りました。


合宿地は宮崎県高原町にあるとある古民家。

AirBnBを通して予約をさせてもらいました。

画像にある通り、囲炉裏があって広ーい土間がある昔ながらのうち。

田舎の実家を思い出す作りです。


この家で、次のメニューで企画を進めます。

14時~15時:Beingで自己紹介
15時~16時:食事準備
16時~17時:吉野さん講演
17時~18時:食事(お米食べ比べ)
18時~20時:温泉へGO!
20時~:ナラティブワーク

早速Beingで自己紹介

初めから「君は誰だい?持っているものではなく、やっているものではなく、君という存在を教えてくれ」というワークから入っていきます。

自分が一番好きな場所で、自分を表す言葉で書いてもらいました。

思わぬ能力をここで表現する人も!!

あえて黒ペンしか渡さず書いてもらった自己表現。それなのに、「こんなにも表現の幅があるのか。」そう、感じる人もいたでしょうし、すでにこの時点で「え?何を書いたらいいの」と感じる人もいたと思います。

Being「あなたは誰?」ということからお米合宿は始まりました。


Being自己紹介が終わったら吉野さくらさんの講義

「隙」と「好き」との関係について

なぜ生まれ故郷の宮崎県西都市から新潟へ行くことになったのか、そしてそこでどのようなことと出会い、何を感じたのか、そのようなことを話してもらいました。

(コメタクについてはこちら)


そして、ここでも僕はみんなにお願いをしています。吉野さんの好きを見つけてください。そして表現してください。と。

初めましての人を褒めるとか、好きを伝えるってかなりハードルが高いと思うのです。それでも、ここでは皆に飛び越えてもらいました。

講座が終了し、室内にはすでに「お米!炊きたい!!」という気持ちが高まっています!!

吉野さんが引き続き、お米の色、形、とぎ方、食べるのではなく炊く楽しみを教えてくれます。

ここで皆から「お米は食べるだけじゃない!」という思い込みが外れてくれたと思っています。そして新たに炊く楽しみを知ってもらえたと思っています。

今回使用したお米は

宮崎県西都市 吉野の実家のお米(コシヒカリ)
宮崎県美郷町 神門のお米(ヒノヒカリ)
鹿児島県南大隅町 円美さんのつくったお米さま(アキホナミ)
新潟県新潟地域 飯塚商店の収穫物語(コシヒカリ)

各地から取り寄せたお米を炊き、食します。

炊くためには火を起こさなきゃ。そもそもを知る体験です。

囲炉裏で火を囲むのが初めてな City Boy & Girls達

火を起こしたことがないという参加者もいたので、とても新鮮な場所へ。

火を炊く楽しみを覚えたら次は道具。

土釜はなかったので、アルミで熱効率を高める即席土釜を作成。

想像以上の熱効率に驚いてもらい、窯を設置します。

もう、これだけで美味しそう。

火の大きさはこれでいいの!?

強すぎない!?

そもそも、出来上がりがわからないのに、本当に大丈夫なの!?

そんな不安が室内に充満します。

でも大丈夫。香りと音が教えてくれます。

僕たちは五感で一番おいしい時を知ることが出来るのです。


今回は各々自分の好きな食器を持ってきてもらいました。

大きさも、質感も、さまざま。食器の個性が出てとても賑やかな食卓です。

炊いたお米のおこげもおいしい。焦げは時に美味に変わります。

焦げるというと悪い印象しかありません。でも、火をおこし、お米を炊き、作ったこのおこげはお米の副産物。美味しいのです。


さぁ、ここでメインディッシュの「お米!」

窯で炊いたお米とはまた違う雰囲気。しゃもじの通り方が違う!と感動です。

そして炊きあがった3種のお米。

どれが一番好きか、自分との対話が始まります。

甘みの強い新潟?さっぱりの鹿児島?少し独特な香りのする宮崎?

それぞれの感想を口々に感性に従って食します。

毎日食べてきたお米と向き合う、それと同時に自分と向き合う時間がこれから始まります。

続く~


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