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<第52回>2020年実生の春

夏の更新以降、滞っていたnoteも再開することになりそうです。

過去記事をご覧いただきサポートしてくださる方がいらっしゃったり、沢山の方に記事をご覧いただいたりと嬉しく思っています。ありがとうございます。

さて、約10ヶ月程度更新はしておりませんでしたが、ネタはかなり溜まってきましたのでこれからもネタが切れるまで更新していきたいと思います。

恐らく、100回はいくと思いますので皆様お付き合いください。

さて、ミショラー(実生を愛する皆様のことです。)の皆様、種まきは始まりましたでしょうか?

私は今年も実生を始めております。

元々、パンジー・ビオラのブリーダーということもあり、毎年かなりの数の種を巻きますが、やはり春〜夏の種まきはとてもウキウキします。

よせばいいのに今年も早くから実生をしています。

まずはseed stock(https://seedstock.jp/)で話題となった
・Pachypodium menabeum(パキポディウム メナベウム)
・Pachypodium rosulatum ssp. makayense(パキポディウム マカイエンセ)
・Pachypodium rosulatum var. inopinatum(パキポディウム イノピナツム)
を取り上げたいと思います。

(初めて実生をされる方はこちらからご覧ください。失敗しない種まきのコツをまとめています。)
https://note.com/plantomo/n/n3a9c750d3946


さぁ、結果は・・・

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・Pachypodium menabeum(パキポディウム メナベウム)
 →全敗 (0/6)
・Pachypodium rosulatum ssp. makayense(パキポディウム マカイエンセ)
 →全敗(0/9)
・Pachypodium rosulatum var. inopinatum(パキポディウム イノピナツム)
 →完勝(9/9)

発芽時の設定温度は最低23度、最高28度、という間で管理をしていました。

どうやらマカイエンセ・メナベウムは28度以上が保てる環境が必要のようです。
ただ、情報を集める限り今回のseed stockから購入したマカイエンセは発芽しない種が多いようですので、もしかしたら外れなのかもしれません。

ただ、個人的にはカビなかったので単純に環境の問題だと考えています。
まだまだ種はありますので実験してみましょう。

後日報告いたします。

※メナベウムはほとんどがカビてしまいました。ただし、菌糸状のカビではなく表面にべったりとつくカビです。恐らく、環境の問題だと思われます。
メナベウムは高温多湿を維持し、すぐに発芽させないと難しいようです。

※カビなかったマカイエンセは一度取り上げて再度乾燥させました。この方法で発芽することもあります。

※今後の種まき予定
・Pachypodium baronii(パキポディウム バロニー)
・Pachypodium menabeum(パキポディウム メナベウム)
・Pachypodium rosulatum ssp. makayense(パキポディウム マカイエンセ)
・Pachypodium rosulatum var. inopinatum(パキポディウム イノピナツム)
・Pachypodium brevicaule subsp. leucoxanthum(パキポディウム レウコキサンツム 恵比寿笑)
・Pachypodium rosulatum var. gracilius(パキポディウム グラキリス)
・Euphorbia clivicola(ユーフォルビア クリビコラ)
・Euphorbia obesa(ユーフォルビア オベサ)
・Adenia globosa(アデニア グロボーサ)
・Pachycormus discolor(パキコルムス ディスカラー)(済)


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