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クィアの寝言

突然ですが────「恋愛(含性交渉)・結婚・家族(出産、育児)は良いな」 といった歌は、どのように歌っても喜ぶひとがたくさん居て いつの時代もそれはそれは祝福されて花が舞い 母数の圧倒的多数。もちろん接頭辞に「男女の」がつく。

しかるに 十分優遇されたこれらをわたしがあえて歌う意味は薄く しかもこの身体にとって なんら喜ばしくない・インセンティブが、ない というだけで、これらを批判すると、まるで極悪大罪人を見るごとき眼で疎まれるわけですが きっとやりかたがまずいのでしょう

これからは、そう ためしに「受容・信頼・敬意は良いな」と 光ある言葉で修羅どもの猛る気を散らし 社会通念上に 在ってしかるべき流派として登壇するのです

あれらがなくても人は繋がり合えること あれらが絶対的正義・必要不可欠ではないことを知ってもらうには 弩級の丹念と困難が伴いますが きっと────こわくないよと 赤子をなだめるように 実際こわくなどないのですから 受け容れられるように 受け容れられないとしても

やるべきことはひとつ この身体にとって歓びある歌をうたってゆくのです そうです、そうです・・・(このあとぐっすりと睡る)

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