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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 2021年10月3日(日)

本来なら1年以上前に公開されていたはずの007の新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が10/1にようやく公開され、今日劇場に観に行ってきた。
監督はキャリー・フクナガ。
ダニエル・クレイブの007はこれで最後ということになる。

自分は熱心な007ファンではないため、『カジノロワイヤル』と『スカイフォール』しか見ておらず、『慰めの報酬』『スペクター』は未見であるので007をあれこれ語る資格はない。

『スペクター』を観ていないため、やや人間関係がわからないところもあったが、推察すればさっぱりわからないということもない。

クレイブ版007最終作ということで、ジェームズ・ボンドを内省的に描く場面が多い。単純明快なスパイ映画は今の時代、もう作ることができないのかもしれない。

ボンドはさておき、二人の魅力的な登場がいた。
一人目はCIAの新人エージェント役パロマ。演じているのはアナ・デ・アルマス。
キューバの場面しか出てこないが、まあ釘付けになる。愛嬌のあるキャラクターであっという間に去っていったけど、めちゃくちゃ印象に残った。
もう一人は、もちろんQ。
今回は自宅場面まで出てきていて(もしかしたら『スペクター』でも出ていたのかも)、ボンドに振り回られつつ後方支援をするという役どころ。
ベン・ウィショーが素晴らしい。

映画としては正直なところ乗れないところもあり、その尺の長さにもやや辛さを感じたわけだけど、見どころは結構あるので誉める人も多いだろう。
ダニエル・クレイブにはお疲れ様と言いたい。