ほれぼれする鳥たち

ほれぼれする鳥の飛行能力

カワセミ、小さな体で弾丸のように水面に飛び込み、確実に獲物を仕留める。それでいて美しく青く輝いている。

トンビ、円を描きながらどこまでも上昇し、見えなくなる。なぜそんなに高く？？

ツバメ、速さとしなやかさが同時にあり、雑多な人間の界隈を瞬速で駆け巡る。

ありえない光景を見たことがある。台風のなか、数羽のツバメが次々と突風に逆行して飛んでいた。まるで川の急流を上る魚のように物凄いスピードで風を切り、ある時点で風に巡行し流され、また再び突風を割って進み、繰り返してみんなでくるくると回っていた。

何をしていたのかは分からないが、なすすべもないような自然に対しても全身で挑むツバメたちの姿は感動。

際立った飛び方を見せない鳥にしても、、同じ種と思われる鳥をイギリスで見かけてびっくりしたことがある。' どうやって来たの！？'と言いたくなるような。

かわいいフォルムをして淡々と、私の知らない世界を全身で満喫しているのだろう。きっと。