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[Solo Trip]フィンランド旅 #2 Rovaniemi
夜の10時半頃、ロヴァニエミに到着。
降り立った時の気温は-7℃でした。
もっと寒い日は-20℃以下になることもあるそう。
雪こそ降っていなかったけれど、風が冷たく吹いていて、「北極圏にやって来たぞ!」という実感が湧いてくる。
宿泊するゲストハウスまでは、“サンタエクスプレス”という観光用路線バスで行きたかったのですが、おそらく時間的に最終便が行ってしまったのだと思います。
("だと思います"というのは、下調べ無しで行った私の適当さからです。きっと時刻表はある)
空港を出たところにあるバス乗り場に立ってみても、来る気配はありません。
どうしようかとしばらく考えた後、タクシーで移動することに。
(今回はUberを利用しなかったので、運転手に行き先を伝え、あらかじめ金額がいくらになるのか聞いておきました。
そうすると、後から多く支払ってしまう等のトラブルを少しは防ぐことができます。)
空港から10分ほどで、ゲストハウスに到着。ホテルが高額であるロヴァニエミの中では、比較的やさしい価格で泊まれました。
日本からずっと移動して来て、やっとベッドで休める…幸福感、達成感!
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Googleマップで見つけて、メールで予約した。
次の日は時差ボケのため、夜中の2時に目が覚めてしまいました。
長時間の移動で身体は疲れているはずなのに、体内時計というものはしっかり機能するものだ。日本にいて、出勤する朝にはなかなか起きられないのに、こういう時には早く起きてしまう。
そしてもう一度、目を閉じて眠りました。
再び6時半に起床し、準備をして朝食へ。
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オレンジジュース。食後はコーヒー。
朝が早いこともあり、朝食会場には1人のおばあちゃんと私だけ。
おばあちゃんは私を見つけると、自然に微笑む。ああ、私はこういう文化がとても素敵と感じる。誰に対しても微笑んでくれる、それが「自分はここにいて大丈夫なんだ」という安心感にも繋がる気がしました。
レセプションの優しい雰囲気のおばさんは「素敵な1日を」などの言葉をかけてくれる。
1人旅の私の心が、ほっ と温まる瞬間でした。
朝食を食べた後は、すぐに出発。この日の気温も、-7℃です。
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まずは、ホテルから歩いて10分ほどのところにあったロヴァニエミ駅前から出る“サンタエクスプレス”に乗り、サンタクロース村へ向かいました。
だんだん夜が明けてくる。
同じような観光客の人たちが続々とバスに乗り込み、20分ほど揺られて、目的地へ到着です。
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ここは1年中クリスマス!
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記念のステッカーも購入
目的地・サンタクロース村の敷地はかなり広く、丸一日過ごせそう。
トナカイのそりに乗るアクティビティや、マリメッコやイッタラ等のフィンランドのブランドのお店もありました。
わたしは「やっと、ここまで来た…!!!」という満足感から、アクティビティも、サンタクロースとのツーショットも撮らずに過ごしてしまった。少し後悔。
ちなみに、サンタクロースとのツーショットは1時間越えの待ち時間で、長蛇の列です。行列が得意ではない私は、「また次回」と諦めることに。
そして職場の人たちへのお土産をたくさん買い、カフェでゆっくり、サンタクロース村の雰囲気に浸りました。
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次に向かったのは、Arktikum(アルクティクム)という博物館。北極圏の自然科学から、ロヴァニエミの歴史まで展示内容は多岐にわたる。
ロヴァニエミまで来たら、ぜひ行ってほしいお勧めスポットです。
展示だけでなく建物も美しい。
きっと季節が変われば、また異なる景色を見ることができるのだろうな。
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向かって左側にはカフェもある
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両サイドは展示室になっている
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アルクティクムのあと、市街の中を散歩し、ゲストハウスへ帰りました。
明日は、VR(フィンランドの電車)でヘルシンキに向かう。約8時間の電車旅。
1日中歩き回ったので、ゆっくりと身体を休めて次の日に備えます。ロヴァニエミを去るために荷物を片付けて。
この日は1度も起きずに、ぐっすり眠りました。
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電車に乗るために駅へ向かいます。
昨日の夜、大雪が降ったらしい
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つい数年前まで、世界最北端のマクドナルドだったとか。
ここだけの話、本当は・・・
オーロラが観たかった!!!!!!!!!
しかし、あいにくの曇り…そして雪。
オーロラを見るためには、何日も滞在して、それでも観られないときもあるくらいだという。今回は北極圏まで来れた、それだけでも、私の中では大きな経験です。
きっとまた来よう。
旅は、ほんの少し余韻を残すくらいが丁度良い。
次回は、ヘルシンキ編です。
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ロングコートに、Mozのモコモコブーツ。
まったく寒くなかったです