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逆境は「ちょっと不安」で「かなりワクワク」
だって、逆境こそチャンスだ! って、よく言うじゃないですか。
だから、せっかくなので(?)、その一例として、自分の場合を必要以上に分析してみたいと思います。
コロナ禍がどうチャンスになりうるのか、その仕組みが見えてこれば、逆境跳ね返し上手になれそう❗️
イベント中止と、もっと楽しみな代替案
まず、わたしが関わるイベントの状況から書きますね。
コロナ禍で、数しれぬイベントが中止を余儀なくされる中、国際科学映像祭ドームフェスタも、少なくとも今年度は開催を見送ることとしています。
やはり、世界中から人々がやってきてドームシアターに集い、長時間に渡って作品観覧やディスカッションなどを繰り広げる、というイベントは、まだまだ実施のめどが立たない。
だけど、そんな状況に対して、なんだか不安よりも大きな、ワクワクを感じるのです☆
うん、これはたまたまだとか、のーてんきだからとかじゃなくて😆、ワクワクすべき仕組みが、ちゃんとあるように思うのです。
以下、もっと掘り下げていきましょう。
【逆境 ⇒ チャンス】の仕組み
いままでのことが通用しないから、新しいやり方に変える。
いったん中断せざるを得ないことがあるから、なんとか継続・発展していける手段を作る。
これまでのやり方が使えなくなったら、いままではあまり検討をしていなかった新しい手法を検討せざるを得なくなる。
つまり、これまでよりも、もっと広い範囲の選択肢を、ホンキで考える機会が生まれる。
コロナ禍での【チャンス】
もう一歩、具体的に考えてみると、このコロナ禍では、
みんなと一緒に集まれないから、バラバラに集まる。
同じ会場に集まることができないから、かわりにネットを介してつながろうとする。
すると、これまで同じ会場に集まることが難しかった人たちが、いともカンタンにつながることができちゃったりすることもある。
ネットを介した新しい技術やサービスの使い方を、ホンキで考えてみる
もともと情報社会というのはものすごい発展を続けていたわけで、とうぜんいろんな新しい技術や、それを活用したサービスが、すでに無数に生まれてきているわけです。
でも、それらはユーザーがうまく使いこなせなきゃ、価値を産まない。
いまは、ちょっと手荒いやり方だけど、若い世代以外もみんな、新時代のサービスを強制的に学ばされ、真剣に使いみちを考えて試行錯誤を始める機会となっている。
わたしたちには、選んだことのなかった選択肢が、まだまだたくさんある。
【淘汰と発展】のとき
時代の流れというやつは、振り回されるのではなく、切磋琢磨させられるべきもの。
しっかりジャンプしたいのなら、まず身軽になって、足元を固めることから始めないとね。
いまは無理でも、落ち着いたら必ず取り戻したいもの だけを、
なんとか継続させようと頑張る
多くの人が、失いたくなかったものなら、きっとこの状況でも、つながりを保って情報を共有し合ったり、互いに研鑽し合ったり、あるいはこの期間にたっぷり充電や仕込みをして、ふたたび披露し会えるときに備えたりすることにつながる。
私たちはいま、自分たちのモチベーションを試されている。
たくさんの人が集まって、いっしょに濃密な時間を過ごすことは難しいから、みずから積極的に動いて関わろうとする人だけが、がっつり関わってくれる。
例えばオンラインイベントは、わざわざ自宅からつないででも参加しようとする人が集まる場。自宅で、他の誘惑に負けてしまった人は、気軽にすっぽかすことができてしまうわけですね。 (それもまぁ、悪くない^^)
また参加中も、ただ聞き流すだけの人は得るものが少ないけれど、積極的に意思表示をしようとする人は、同じイベントからも多くを学び、手応えを得ることができる。
「オンラインイベントはやっぱり物足りないね」という人 と
「オンラインイベントにも、いい面がいろいろあるね」という人 は、
いま、ぐんぐんと成長度合いの差を広げている。
いろいろなサービスや取り組みが、一時中止を余儀なくされている状況だから、続ける必要がなかったもの/じつは止めたいと思っていたもの を、いまなら気軽にやめられる。
例えば、無理して長時間営業をしていた店舗は、コロナ禍を理由に時短営業に踏み切れる。もともと予算が厳しくて継続意義があいまいだったイベントも、コロナ禍を理由に、一時休止や廃止の選択をすることができる。
ときに痛みを伴う断捨離、というやつを、社会全体で行っている時期かもしれない。
アフターコロナの世界では、どこに力を集中していくのか、が問われている。
⇒ 自分は、これをどう使うのか
①【オンライン の可能性】を、改めて深掘るチャンス!
プラネタリウムやドーム映像の世界では、シアターで観覧するスタイルではない形、とくにオンラインで、個人ベースで視聴するスタイルを、真剣に考えてみたい。
②いまこそ【VR×ドーム】の時代だ!
ドーム映像はVRをずっと意識してきたけど、ネットの親和性も高いVRの可能性を、いまいちど向かい合って考えてみたい。そして、ネット上の双方向なやり取りの可能性を、あれこれ試してみたい。
③【コミュニティ創生】は、始めるなら今しかない!
プラネタリウム施設自体が、同じ形のまま今後も続いていくかは定かでないけれど、なにが失いたくない価値なのか、どれくらいの人がどれだけのモチベーションを持って新しい手段を開拓しようとしているのか。
ネットを活用したコミュニティづくりについても、構想を少しずつ実践へを移していきたい。
あなた自身は、コロナ禍の逆境について、どんな乗り越え方を見据えていますか?