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🌠星空を見上げたくなるカレンダー 2022.01「豪雪地帯」

◆ 1月の写真

[撮影地:岐阜県大野郡白川村]

ここは合掌造りで有名な白川郷。

まとまった降雪が会った次の日に訪れると、合掌造りの家々が、分厚い雪を身にまとって活き活きと輝いていた。

豪雪地帯の街並みは、雪が積もってこそ本来の姿。そのあまりの見事さに、雪国の厳しさを忘れてしまいそうになる。
が、ふと街外れに目をやると、他の家屋から少し離れたところに、小さな小屋がぽつんと立っているのが見えた。

大雪に強いとくべつな造りのようには見えず、また他の家から少し離れているせいか、周りの道もあまり雪かきがされていないように見える。

そう、ここは豪雪地帯。
分厚い雪と、その雪に包まれる厳しい寒さに耐えてこそ、なんとか暮らしていける場所なのだ。

静かに、控えめに佇む小屋を見て、雪国で暮らす厳しさを改めて垣間見た気がした。

★ 星空の見どころ

・しぶんぎ座流星群[1月4日未明]

1月4日未明、非常に良い条件でしぶんぎ座流星群がピークを迎える。

しぶんぎ群は、3大流星群の一つとされるほど、毎年多くの流星が期待できるものながら、他の2つ(8月ペルセウス座流星群、12月ふたご座流星群)よりも知名度が低い。

なぜか。
それは、何よりピークの時間が短く、なかなかピークのタイミングで観察に理想的な条件が揃わない ーつまり実際に見るのが難しい流星群だから。

そんな、ちょっと貴重なしぶんぎ群のピークが、今年は絶好の条件でやってくる。

ただし、絶好の条件、とは言っても、狙い目となる時間帯は概ね1月4日の夜明け前、4am~5:30am くらい だろうか。

2022年1月4日午前4時頃の星図  と  しぶんぎ座流星群の流れ方

放射点は北東の空。
流れ星は空一面に見られるが、放射点から外側へ広がるような向きに流れる。



・今年最小の満月[1月18日]

2022年の満月のうち、最も地球との距離が遠ざかった状態で満月を迎える日となる。

地球からの距離が遠いということは、わたしたちからみて、今年もっとも小さく見える満月、ということ。

大きく見える満月は、近年はよくスーパームーンなどと呼ばれて話題にもなるが、それに対して、一番小さな満月は、そこまで注目されることは多くない、。

ことし一番小さい満月というのが、実際どの程度のものか。
スーパームーンと比べると、どれくらい違うのか。

天気が良ければ、実際に大きさに注目して、ぜひ満月を見てみてみよう。

望遠に強いカメラを持っていたら、めいっぱいズームした状態で写真を撮ってみるのもオススメ。最近のデジカメなら、三脚を使いさえすえば、けっこう手軽に、キレイな月の写真を撮ることができる。

おなじズーム倍率で、約半年後にやってくるスーパームーンの満月を撮ってみれば、客観的に大きさを比較することも出来る。

◇ 関連リンク

◎2022年1月~12月<1年分まとめて>

◎写真抜粋


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