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前世を訪ねる旅のススメ

理由もなく惹かれる国や場所って、ありません?

写真や映像でその土地の風景を見ていると、なんだか懐かしい気持ちになる。
不思議とその風景が目に焼きついて離れない。
行ったこともない場所なのに、なぜかその土地の空気や気温が感じられるような気がする。
その雑踏の中に、自分が佇んでいるような錯覚に陥る瞬間がある。

頭ではなくて心が、時には魂が反応するような感覚があるのだとすれば、その土地に何かの縁があるかも……と考えてみるといいでしょう。
ひょっとしたら、前世の自分がそこで暮らしていたのかも!?
自分の感覚を確かめるためにも、可能であれば、その場所を訪れてみるべきです。

2002年に行ったアイルランドは、まさに“前世の自分を訪ねる”旅でした。
自分のイメージでしかなかった風景が、アイルランドの片田舎に現実に存在しているのです。
また、写真で見て(懐かしい……)と感じた場所に実際に立ってみたら、その感覚は(自分は確実にここにいた!)という確信へと変わっていきました。

そのときの体験から学んだこと。
前世で自分がいたであろう場所、縁の深い場所というのは、行った瞬間ですぐにわかります。
とにかく、普通の何倍以上も元気になってしまうのです!

イギリスのヒースロー空港で乗り換えの飛行機を待つ間、私は激しい偏頭痛と吐き気に襲われていました。
顔は真っ青、まともに立っていられないほど。
ものすごく不安な思いで、アイルランドに向かったのです。
ところが、アイルランドのシャノン空港を降り立ったときは、びっくりするくらい頭痛も吐き気も吹き飛んでいて。
真っ青だった顔が一変、頬が紅潮してすっかり元気ピンピンになっていました。

また、初めての場所なのに、ミョーに土地勘に詳しくなる、ということもありました。
イニシュモア島に船で渡ったとき、ほんの1〜2時間の自由行動で、私は島の大まかな地理が把握できたのです。
さらに、どこの店がオススメか、どの道が近道なのか……etc.そんなことが感覚的に理解できてしまったりもしていて。
すっかり現地人と化した私は、一緒に島に渡った仲間のガイドとなって、観光スポット・お買い物ショップ巡りなどをコーディネートすることとなりました(笑)。

明らかに、自分以外の何かによって突き動かされている……。
そういう感覚が、旅の間中つきまとっていました。
きっとそれは、その土地のどこかに眠っているであろう、前世の自分からの促しなのかもしれません。
前世の自分と現世の自分が重ね合ったことで、さまざまな共鳴とパワーチャージが起きていたのでしょう。
私にとって、アイルランドとはそういう国なのです。

そして、アイルランド以外にも惹かれる国、もちろん国内にも惹かれる場所というのが、たくさんあります。
それらの場所をひとつひとつ訪れて、自分の感覚でもって前世の自分と再会を果たしたい。
それこそが、私が考える旅のあり方です。

「かわいい子には旅をさせろ」。
もっともっと自分自身に、前世を巡る旅をさせてあげるといいですね。

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planet*plant | Akiko Kimura (joker)
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