深海で眠るエネルギー

蠍座の満月が照らすもの


満ちようとするチカラと同時に、欠けていくチカラが働く。

全てに満たされているということは、何もないとイコール。

至上の快感に満たされるとは、陰陽が静止したゼロの空間。

バランスが整うと、世界は平穏になる。

けれど、この世界の面白いところは、そのままでは終わらないということ。

物語の終わりは、いつだって同時に始まりでもある。



もっと、一体感を味わっていたいと執着したり、
もう一度掴み取ろうとするほど、現実との間に隔たりが生まれる。

もしくは、何者かに至福の瞬間を壊されたと怒りが湧いてくるときも、
僕らは流れることを忘れて、過去に取り残されることになる。

すべては流動的である

この事実を無視しようとすると、
未来へ逃避するか、過去にとどまってしまう。


動きを生み出すのは、いつだって【欲】という方向を持たないエネルギー。


見るべきものは、
湧き上がってきた感情ではなく、
その奥底で眠っている君が求めているもの。

とても繊細なメッセージを送ってきている存在のことを忘れてはいないか?

日常の雑音に紛れて、微かな違和感を無視していないか?

小さな諦めを繰り返していると、情熱が目覚めなくなってしまう。


どんなに頑張っても、心が満たされないと思っているなら、
それは、とても大切なものを置き去りにして、勘違いなことをしている証。

人生を動かしている原動力の存在を自覚し、
どこへ向かわせるかは、今を生きる僕らの共通のテーマだ。

すべての失敗や痛みを背負って、支えとなっているもの。

過去という土台があるから、今ここに僕らは立っている。

深海で眠るエネルギーが、地上の世界を支えてくれている。

自分一人のチカラで生きているような気になってはいないか?
自分だけで解決しようとしていないか?

ありがとう。
その思いが、心の支えの存在とつなげてくれる。

なんども挑戦して、それでも受け取れないと自分を責めないで。
それは頑張ってる量の問題じゃない。

本当に受け取りたいものと、行動が一致していない歪みの問題だ。

現実の世界が居心地悪いからと、
空想の世界に引きこもっているのも同じこと。

どんな未来も今の延長でしかない。
今決めなければ、何の変化も起こせない未来。


満月の明かりで、心を照らし、
欠けてしまっている美徳の存在と正面から向き合うこと。

暗闇で微かに光っている
もうひとりの自分を眠りから目覚めさせる意識を送る。

無限の可能性の海から、僕らに与えられている全てのチカラを発揮して、
現実の世界に美しいカタチを生み出していくものとなる。

生きるということは、陰陽の追いかけっこ。

どちらも無くては成り立たない大切なもの。

「精神的な世界と物理的な世界」

両手をつなげて、ギャップを閉じてみて。

君の小さな決意が、僕らの世界を変えていく。


内に秘めた純粋な思いが、カタチとなって溢れてくる世界を、
みんなで眺めてみたい。

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