大切なものはいつも内側で眠っている

奥底に眠るカギを探す


あれれ?無い!
カギ無くしたかもと焦りはじめるとき、意識が混乱し始める。

ちょっと前の行動を振り返って、あちこち探しまくり、
その挙句、カバンの底から出てきて
「あちゃ、こんな所にあった!」と、なぜだかちょっと気恥ずかしくなる。

探しものをしてるということは、大事なものを失っている。
大切にすべきものは、みんな内側にしまってある。

けれど、大事なものを無意識に扱っていたりするから、
ふとした瞬間に、いつもあるべき場所から無くなっている。

別に、カギが消えた訳じゃない。
カギは、必ずどこかに存在している。

手の届かないところへ、僕が置き去りにしてしまったんだ。
探さなきゃいけない状況を作ってしまったんだ。

大事なものをいい加減に扱っていたこと、それが恥ずかしい。
あって当たり前のように勘違いしていた傲慢さを恥じているんだと思う。

自分にとって特別な存在を見失っていないか?

ガラクタの山に放り投げていないか。
特別なものとして、丁寧に扱っているか。

自分にとって大事なものが、どこにあるかを意識しておくことと、
そのものにとっての居心地の良さを気遣うことは、どっちも大切。

そうしてはじめて、
必要な時に、自分のために役立ってくれる存在となる。

大事なものを大切にする。
見えている心の世界を整えておく。

とってもシンプルなことなのに、
意識してないと、ついぐちゃぐちゃしてしまう。

また、同じことを繰り返さないようにしよう。
目の前にある大切なものを教えてくれてありがとう。

まずは、呼吸を整えて、
それからもう一度、
心の奥底に置き去りにしているものはないか、徹底的に探しにいく。

そうして見つかった僕にとってかけがえのない宝ものを、
心地よい音楽が流れる素敵な空間を用意して、温かく迎え入れよう。

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