大いなる生命の帰還
僕らのあるべき姿を思い出して!
なぜなら、あって然るべき姿からでしか、
僕らが授かった特別な能力が、発動しはじめないから。
生まれた時の環境が、今の自分に大きく影響しているんだよ。
だけど、それをそのままにしている必要なんてない。
僕らは、環境から変えていくチカラを持っているんだ。
時が流れ去っているように見え、
過去になんて手出しができないと思っているのなら、
そんなことない!と僕がはっきり断言する。
過去の出来事を変えることはできないけれど、
今の視点から、過去のテーマに取り組むことはできるってこと。
余裕がない環境、枯渇、生命の危機的状況、
受け入れてもらえない苦しみ、誰にも頼れない孤立感、安心感が芽生えない家族、無知ゆえの暴走、消えてしまいたい欲、笑いのない世界、希望の光を損失した自己主張の醜さ、感情のバトル、誰も幸せじゃない世界、加害者と被害者、暴力と犠牲心、どっちかって2択、、、。
どれも、僕が望んでいるものではない。
”気に入らなかった”ことをはっきりさせること。
どんな些細な行動の裏にも ”〜したい”って「思い」が隠れている。
その思いに不純なものがくっついて、
「歪んだ思い」で行動しているから、思わぬところへ辿り着いてしまう。
今の自分に満足していないとか、全然楽しくないんなら、
本音じゃない歪んだ思いが、”気に入らなかった”ものを避けるように、
進んできた結果なんだよ。
「純粋な思い」で行動してるなら、
望んでいる方向以外に向かうことなどありえない。
それは、たとえ今、見届けられなかったとしても、
必ず誰かを幸せにしている。
「ありのままで生きたい!」
「豊かさを感じていたい!」
「好奇心の向かう世界へ飛び出したい!」・・・と、
僕らはスケールの大きな思いを持っていくもの。
けれど、本音をいえば、「満たされたいんだ!」
そう思っているなら、それを叶えてあげることが君の使命だ。
君しか聴いてあげられない本音に耳を傾けてあげて。
一番大切なものを置き去りにしたままでは、幸せの物語は始まらないから。
君の本音を満たしていく行為そのものが、
命を癒し、傷を背負ったまま生きてきた自分を救済することにもなる。
どこへ進めばいいのか分からなくなってしまったら、
まずは君が本当に願っていることに立ち戻ること。
何が好きで、何が嫌いで、何に幸せを感じて、どんなことが喜びなのか?
一番大事にしたいことは何なのか?
強烈な縛りがなくなった自由な世界だからこそ、
自分が求めていることを言葉にできるくらい明快にしておかないと、
迷子になってしまう。
それが、僕が経験から学んだこと。
まぁ、僕は極端に方向音痴になる環境にいたからね。
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
君だけの幸せの物語を描きたいなら、
「純粋な思い」で進んで行くんだよ。
いずれ、僕らの授かった特別な能力が発動し、
何のために使っていけばいいのか見えてくるポイントがやってくる。
その場に立てば、望んでいなかったように思えた過去も、
なんのために続けてきたか分からなかったことも、
抱えてきた感情の全てが無駄なく必要だったと心から思えるようになる。
自分だけの人生を歩む美意識となり、
何ものにも影響されず、自然体のまま、
純粋な思いが輝くものとして、この宇宙に超然と咲くものになる。
「すべてに満たされ、愛が溢れ出ているもの」
「希望に向かって生まれてきたもの」
これが、あって然るべき本来の視点。
失われたその世界は、大いなる生命の帰還をずっと待ち続けている。