繰り返されてきた古い傷が
もはや誰のものか判らなくなっている
記憶の片隅にある断片シーンが
いつも同じ過去をループしている
耐えられなかった衝撃
完全なカタチを崩された攻撃
それが怒りの根源なのか
自分を守ろうとしただけなのか
敵はどこにもいない
目の前にいるのは 苦しんでいる天使
ありのままでいい
誰も責めないことは すでに愛の道
☆
永遠から追い出されたとき
はじまりと終わりを受け取った
そこから喜びと苦しみはいつも一緒
切り離そうとすることが的外れ
生まれる前と死んだ後
レムニスケート 時空のねじれ
それが心の形なのか
時を泳いでいる魚なのか
恐れるものなんてなかった
鏡の前にいたのは 虚勢を張った人見知り
理由なんていらなかった
降り下ろした剣 それが叡智のツール
☆
見失ったものを取り戻そうと
琴線を辿る旅
記憶の向こうから囁く声
一段高いところから眺めろと
チカラを抜いて寄り添って
複雑に考えなくていいと
君と僕の違いを楽しみ
超越した位置から未来を見る
価値はどっちも一緒
世界がひとつだなんて大きな勘違い
海でありながら空であるもの
暗闇に飲まれた夜こそ 柔らかな光に出会える
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