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繰り返されてきた古い傷が
もはや誰のものか判らなくなっている

記憶の片隅にある断片シーンが
いつも同じ過去をループしている

耐えられなかった衝撃
完全なカタチを崩された攻撃

それが怒りの根源なのか
自分を守ろうとしただけなのか

敵はどこにもいない
目の前にいるのは 苦しんでいる天使

ありのままでいい
誰も責めないことは すでに愛の道



永遠から追い出されたとき
はじまりと終わりを受け取った

そこから喜びと苦しみはいつも一緒
切り離そうとすることが的外れ

生まれる前と死んだ後
レムニスケート 時空のねじれ

それが心の形なのか
時を泳いでいる魚なのか

恐れるものなんてなかった
鏡の前にいたのは 虚勢を張った人見知り

理由なんていらなかった
降り下ろした剣 それが叡智のツール



見失ったものを取り戻そうと
琴線を辿る旅

記憶の向こうから囁く声
一段高いところから眺めろと

チカラを抜いて寄り添って
複雑に考えなくていいと

君と僕の違いを楽しみ
超越した位置から未来を見る

価値はどっちも一緒
世界がひとつだなんて大きな勘違い

海でありながら空であるもの
暗闇に飲まれた夜こそ 柔らかな光に出会える

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