マガジンのカバー画像

土のエレメント

30
自己を確立する根幹の調整。 日々の生活の中に散りばめられた、 素敵さのカケラを見つけ、 コツコツと積み上げてゆく。 知っていることと、知らないことの先端を、 糸で紡ぐ…
運営しているクリエイター

#根源の欲求

奥底に眠るカギを探す

あれれ?無い! カギ無くしたかもと焦りはじめるとき、意識が混乱し始める。 ちょっと前の行動を振り返って、あちこち探しまくり、 その挙句、カバンの底から出てきて 「あちゃ、こんな所にあった!」と、なぜだかちょっと気恥ずかしくなる。 探しものをしてるということは、大事なものを失っている。 大切にすべきものは、みんな内側にしまってある。 けれど、大事なものを無意識に扱っていたりするから、 ふとした瞬間に、いつもあるべき場所から無くなっている。 別に、カギが消えた訳じゃない。

蠍座の満月が照らすもの

満ちようとするチカラと同時に、欠けていくチカラが働く。 全てに満たされているということは、何もないとイコール。 至上の快感に満たされるとは、陰陽が静止したゼロの空間。 バランスが整うと、世界は平穏になる。 ☆ けれど、この世界の面白いところは、そのままでは終わらないということ。 物語の終わりは、いつだって同時に始まりでもある。 ☆ もっと、一体感を味わっていたいと執着したり、 もう一度掴み取ろうとするほど、現実との間に隔たりが生まれる。 もしくは、何者かに至

何が僕を傷つけて、闇の中を漂うことになったのか?

僕らはユニークだ。 似たように見えるけど、 自分しか持ちあわせてない能力を生まれつき持っている。 その天才性は、分かりやすく見えるものもいるし、 とても見えづらい能力として秘めた人もいる。 ただ、なんの役に立つのかが分からないから、 それを才能と自覚できないんだ。 とても仲の良い人と一緒にいて、 「なんで、分かってくれないんだ!」って苛立ちを感じるとき、 それは君の才能につながっている。 「自分の感覚でしかないもの」 どうして伝わらないんだ、と思うとき、 違和感を

求めていることを自ら与えていく

僕は、みそっかすの王子。 人々の役に立ちたいのに、何をしたらいいのか分からない。 立派な父と愛情深い母、素晴らしい気質を持った兄たちが、 多くのものを犠牲にし、守り、戦い、 築き上げてくれた安全な城で育てられたもの。 幼い僕は、彼らの愛をいっぱい受け取った。 彼らから、すでにたくさんの愛をもらっているはずなのに、 僕の心は、満たされることなく、 いつまでも、潤いを求め続けていた。 そんな自分を責めていた時期もあった。 ドライな心のままで、自分自身も人も傷つけてきた。 な