ふくのはなし
色んなクラブでいさかいがある度に何かと疑問を持たれる「黒服」「黒T」。
「なぜ黒い服を着ているのか」
「なぜユニフォームを着ないのか」
ちょっと個人的に思うところを書いてみます。
(以下黒い服を着ている人を「黒コーデ」とします)
※応援スタイル云々はおいといてください。
黒コーデの人達を揶揄する時に
「某埼玉クラブに憧れている」とか
「某埼玉クラブの真似だ」みたいな声が上がりますが、ベンチマークになっているのは間違いないと思います。
ではその某埼玉クラブの「黒コーデ」の起源はなんなのか。
自分も正直わかりません。
でも、やはりJリーグ創成期の頃(90年代~)の海外サッカーのサポーターの姿からの影響はあるんじゃないかなと思います。
あの当時は今ほどサッカーの観客席はきらびやかではなく、俗にいう「庶民感」が漂っていた気がします。
そんな中で「黒コーデ」の海外クラブの熱狂的なサポーターの姿はビジュアル的にインパクトがありました。
フーリガン=黒のイメージもありますが、海外の風俗(やらしい意味ではない)からインスピレーションを受けた「ファッションとカルチャーの伝播」があったのでは無いでしょうか。
上記の2つのリンクにもあるのですが、フーリガンのスタイルってストリートやファッションに及ぼした影響は小さくないんです。
そういうルーツ(?)から見てみると「黒コーデ」の人達ってサッカーの「カッコイイ」要素に惹かれた人達じゃないのかな、と思います。
イケメン選手に惹かれてサッカーを好きになった。
かわいいマスコットに惹かれてサッカーを好きになった。
それらと入口は違えどベクトルは同じなのではないでしょうか。
カッコいいと思うから黒を着る。そんな感じかもしれません。
ちなみに自分がJリーグのユニフォームを初めて買ったのは2017年だったのですが
そこに至るまでは「Jリーグ=ダサい」と思っていましたし、なんならチームカラーのオレンジつながりでオランダ代表のユニフォーム着て見に行こうと思ったこともありました。
(行きませんでしたけど。2000年のオランダの1stユニフォームめちゃくちゃかっこよかったんですよ)
どうでもいいですね。
とりあえず
「なんであの人達黒い服着ているの?」という問いに対して自分は
「それもサッカーのカルチャーでありファッションです」と答えます。
「問題を起こすのはどこでもいつでも黒服だ!」という主張とは切り分けていただければと思います。
そういうケースは事実として多いのかもしれませんがファッション括りで否定したら、0か100かの息苦しいスタジアムになってしまう気がします。
ひょっとしたら"一般"の人から見るとスタジアムの服装ってユニフォームを着ていようとある種の"異様さ"を感じているかもしれませんね。
何を言いたいか着地点を見失いましたが、スタジアムでの「ユニフォームがドレスコード」はちょっと尖鋭化してきている気がするので、服装くらい気楽にサッカー楽しめると良いなあ、と思います。