Work Business Do you know what that means? 働く 仕事 業 生業
Do you know what that means?
働く その意味を考えた時、シンプルではあるけれど、とてもドライな結論に達した。冒頭、私が、ここで書きたいことをお話しすると、日本経済が、何故、戦後これほどまでに急速に回復し得たのかを考えた時、そこには日本固有の精神世界が影響したと強く感じた。そして、なぜ今日の日本か、企業業績の好調なのに比べて、生活者の幸福感がうすいのか? これは、一目瞭然なのだけれど一部描きたいと思うのです。
簡潔に言います。日本人は感情の民族である。日本人が幸福で無いのは、欧米の価値観の輸入に起因するから。
働くって?
1人の人間が持ちうる、肉体と、頭脳とを用いて、それを必要とする相手に提供して、対価を得る行為に他なりません。これは、シンプルな価値の交換作業です。労働者が得るのは報酬であり、利潤とは言えません。報酬は、もっぱら、労働者の生活のために消費される。
では、業とは何でしょうか?
世の中に必要な物事人を生み出し提供して、利潤をあげることにより、更なる利便性や満足を提供する。自ら生み出したり、何処からか調達してきたり、とにかく放置していたら生まれては来ないものを世の中のために、人々のために、提供する行為。利潤は継続のための不可欠な要素だ。
同じく仕事という漢字2文字ながら、意味合いは変わる。現代社会の、最も厄介な予測不能要素は、いま、業を行うはずの企業トップが、業を行うのではなく、働く人だということだ。さらに言うなれば、自分は賃金労働者なのに、責任と権限の大きさで、事実上は業を行う立場に置かれた時、業とは何か?この素朴な疑問を持たずして、自らの賃金と、業が得た利潤を混同して、大きな問題を起こすケースが生まれる。さらに言えば、自ら業を興し、成長させ社会に貢献する企業経営者も、マーケットに株式を上場することにより、事実上、物言う株主達により、賃金労働者に事実上なってしまう。
合理性のみを追う欧米なら、それも仕方のない事と片付けられるけれど、日本の経営者には、この理屈を理解させるのは難しい、と同時に、制度として回した時、法で取り決めザル得なくなり、これが、制度を丸々輸入した日本の違和感となって経営者を惑わせる。
結局、日本が戦後経済成長期に、どれ程驚異的な成長を見せたかをひも解くとき、よくいう、特需の影響であるとか、強烈に低い製造業に対する賃金が背景にあったとか言わるるが、強烈に安い人件費で受注を伸ばす国は、日本以外のも、続々追従した。しかしながら、それらの国の多くは、未だに日本ほどの経済力つけたわけではないことを考えると、やはり、日本、というか日本人の特性が機能したと考えざるをえない。
その最大の要因とは
私は
間違いなく、下記のワード達だと確信している
#御恩と奉公 #家族意識 #寝食をともに #世の中のために #笑顔
これを、古い 非効率的 ナンセンス などと言う人も少なくない、この少なくない人達が持つ、価値観こそが輸入された価値観で、欧米からの輸入した価値観を、無条件で優性だと解する、考えの弊害だ。かつての日本は、良いものと悪いものを、おかれた環境にあわせ、見極める、そんな力があった。それは、戦争に負けた、あの時期であってもそうだった。 なのに、平和が定着したころになると、欧米崇拝は高まっていったのは皮肉だ。
そして、最大の パワーポイントとなるワードは #生業 #なりわい であり、この家族経営を指す生業が、戦後、高度経済成長のひと時、従業員数がかなり多い大企業と言われる規模の企業であっても、生業経営ができていたとう事が最大の強みだと言い切れる。
社員は、決して賃金労総者ではなく、彼らは、業を支える一員であった。だから、自己の権利や報酬などということに捕らわれることなく、世の中に、新しいものを提供する努力を惜しまなかった。なぜ、そんな気持ちになれたのかを問えば、器の大きな、まさに父親の様な経営者が存在したことがあり、彼らは、子供である労働者が余計なことを考えなくてよい、環境を提供した。
2019年 日本は、#格差 #非正規雇用 #内部留保 様々な問題を抱える。すくなくとも、そうしてしまったのもまた、私たちなのだ。