Human mind grasping technique ”ひとたらし術”
思いっきり直訳 違約 で ”ひとたらし術”
部下を怒る経営者 生徒にくどくど説教する教師 しごきで対応する運動部の監督 それらの皆様、それは、それで 効果的かもしれませんし、それを否定する気持ちは私にはありません。むしろ、正面から言って聞かせて、素直に伸びてくれれば、その方が良いとさえ思います。 けれど、私個人の経験では、私がこれをやると、100害起きて誰も幸せにならないと言うのが経験です。
さらに言えば、 #縦社会 #御恩と奉公 #使う人使われる人 が明確な社会なら、それで良かったのだと思うのです。
けれど、現代は、旧来を踏襲した縦割り社会も残しながら、真逆の関係、対等な関係からスタートして、お互いが、持てる能力を発揮して、全体最適と個人最適を融合させて、ミッションクリアを目指す社会が育っています。こうなると、縦割りとは違う、人心掌握術が必要になるわけです。
組織的に縦割りの主従関係、労使関係、には無い相手と、こちらが望むかたちで相手に動いてもらいたい場合はシンプル、もうお願いの世界しかないわけです。何らかの取引として契約があれば、クランアントとして依頼も出来ますが、そうでないのであれば、相手の心を動かして動いてもらう必要があるわけです。人が、自分自身以外のために汗をかいてくれるためには、真理として、奉仕、救済、などのいわば前向きな心があるか、やらされている感がいなめなくても、断れないから、断ると厄介だから というネガティブな動機で動いていただくかでしょう。それでも、ただ嫌々では成果も期待できません。こうなれば、相手の人が、進んで動いてくれるために、動機付けコントロールが必要になるわけです。
そのためにどうしたら、相手の心を動かすことが出来るかという点になります。つまり、人心掌握術です。
こうなると、そこに必要なものが見えてきます。
相手から尊敬されること 相手から愛されること 相手から極めて深い同情を買うこと 相手に優越感を与え続けること などです。
その意味では、それに長けている人を想像するなら、私には2人の偉人が浮かびます。その一人が、帝国海軍軍人 #山本五十六 さんであり、もう一人はいみじくも山本さんと同じ新潟人である、#田中角栄さん だと強く思うのです。
山本元帥は、それこそあまりにも有名な 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」に象徴される方であり、この教えにはこのあと、「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」となります。この考え方には、縦割り社会の象徴である軍隊で、元帥がこれを実践したというのは、一見して不思議なことかもしれませんが、当時の海軍にはリベラルなものの考え方が生きていたからだと推測されます。終戦が近いころ、かつて山本さんの部下でもあった、あの有名な #井上成美 さんが海軍兵学校校長の時に、敵国語教育をやめろと言う圧力に、「何処の世に英語一つ話せない海軍士官があるか」と英語教育を辞めず、それを強く貫いた逸話からもわかるように、当時の帝国海軍は、大変に柔軟な面も持ち合わせており、合理的なものの考えを持っていたのかもしれません。
田中角栄さんは、もうコレ! という代表が無い代わりに、響きまくる言葉が溢れています。それは、この方が、どれだけ多くの人に触れ、どれだけの多くの難題を解決し、その原動力になったのが、ブレない気持ちとして持っていた、人のため一人一人の生活者のため、世のためと本気で考えていたんだと感じさせます。
私の好きな言葉の一つです。
「初めに結論を言え。理由は、三つに限定しろ。分かったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる」
これなどは、穏やかな方かもしれませんが、何分コンピューターつきブルドーザーと言われた、この方の言動は歴史に残るものだらけと感じます。
高級官僚の使い方なども、特筆で、大臣室にはいつでも来い、世のためになることはやれ、責任は私が全部とってやる みたいな、親方的な姿勢に、打たれた人は少なくなかったと思われます。
お二人は、山本さんんが明治、田中さんが大正のお生まれです。そのお二人が、今に通じる、と言うより、今まさに必要な、コミュニケーションスキルを天才的に活用された人であるという事は、正直に言えば昭和生まれは何してたんだ、とさえ思うのです。
人間には、常にある傾向というか習性があり、万人に共通する力点を持っているきがします。この力点をあるタイミングと力感で押すことにより、人はそれこそ動かされるのではないか?と感じます。それを知れば、きっと、円滑に物事を進めることが出来るのです。その意味で言えば、田中さんはそれを行うことが出来る天才であり、一方で、山本さんは、その能力と軍人という境遇故に矢面に立たされてしまったとも言えます。
【其の上で要注意のこと】
動いていただく人は厳選すべきです。
動いてくれる人は、自分より優秀な人にする ま、私の場合 大概の人にお願いできますけれど
お願いの仕方は、お願いする相手の特性に合わせるのが良い
目的だけ告げて 丸投げ
外堀埋めてから 仕上げ依頼
共に手掛けるブラッシュアップ
など、など ですね
でも、パターンでも主体は相手です
そして見るのは、結果ではなく、やっている相手の顔色
顔色が悪ければ、結果は見える 逆もまた真実
聞き耳はつねに持ち
見守るけれど 口出さず
口を開けば感謝を口にする
これだけやれば、世界が変わる?
怒鳴り散らしているひとは
少しだけ視点を変えてみてくださいね
=こぼればなし=
常に人を思いやり、託し 見守り 感謝する 山本さん 任せた結果が
少し切ない結果に 歴史は伝えます
常に、人を味方にして、人に尽くした 田中さん なのになぜ 本当に窮地に陥った時 助けようと奔走した人たちは
時代と時の流れは、常に穏やかではないのかもしれません
そして行動を見せて人を引き付けた男がいた・・
わたしが書いたことを目の当たりにせきるのはこの映画かもしれません
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