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マキシマム ザ ホルモンを聴いたのが全ての始まりだった①

初めまして,Plammと申します。うるさい音楽が大好物です。特にハードコア,メタルコア,デスコア,Djentコアなど,○○コア系をよく聴き漁っております。

初めての記事ということで,今回は私がいかにしてメタルの沼にハマっていったのか,その過程を説明できればと考えております。少しでも共感してくれる方がいれば幸いです。

自己紹介を終えた後は,今後の活動等についても触れていくつもりです。よろしければお付き合い下さい。


J-POPを聴いていた中学時代

私が中学の頃,音楽を聴く媒体はMDが主流でした。購入したり,友達やレンタルショップから借りたCDをMDにコピーする,といった一連の作業にワクワクした方も多いのではないでしょうか。当時はSNSもサブスクもなく,流行の音楽を知る手掛かりは限られていました。そんな私が毎週欠かさず見ていたのが某音楽専門チャンネルのシングル・ランキングです。上位の楽曲群は当然学校内でも話題になっていたので,周りに置いて行かれることのないよう,私もそれらの音楽を手当たり次第に聴いていました。


ここで疑問に思うのが,当時聴いていたものが自分の好きな音楽だったのかということですが,答えはおそらくNOです。あの時の私はみんなの話題についていけるように,半ば義務感,半ば焦燥感に駆られながら音楽を聴いていました。それらの音楽が好きかどうかは二の次だったのですね。つまり私の本当の音楽人生はまだ始まってすらいなかったのです。あのバンドに出会うまでは。

マキシマム ザ ホルモンを知ってしまう

そんな私にも転機が訪れます。あれは中学も終わりに差し掛かった頃,いつものように某チャンネルを眺めていた時でした。初めてマキシマム ザ ホルモンの某曲のPVを目にしたのです。その曲との出会いは,ポップス仕様だった私の耳が対ラウド・ミュージック用にアップデートされる瞬間だったのかもしれません。「音楽」という概念を根本から覆されるほどの衝撃だったことを今でも覚えています。

一番印象に残っているのは,この手のバンドを初めて見る(聴く)者には到底処理できないほどの情報量の多さ,そして各々の情報のインパクトの大きさです。

まずはヘドバン。そのPVでは,イントロからメンバー全員が相当激しく頭を振っており,ヘドバンの「ヘ」の字も知らない中学生の自分にとって,頭を激しく上下に振り動かす行為は恐怖を通り越して狂気すら感じました(後年,それが頭を振る者に多幸感をもたらす行為であることを筆者は身をもって知ることになります…) 。


そしてマキシマムザ亮君の圧倒的なビジュアル。色々と衝撃的な某曲のビデオでしたが,その中でもマキシマムザ亮君の出で立ち,パフォーマンスは群を抜いていました。大き目の体格にドレッドヘアー,ヘドバンの荒々しさは言わずもがな,目を見開き,マイクに噛みつくように歌詞を吐き散らすその様に鬼気迫るものを感じました。


三つ目はダイスケはんのデス声。今でこそ大好物のデス声ですが,クリーン・ボーカルしか知らなかった当時の私にとってそれは騒音以外の何ものでもありませんでした(それが今ではデス声を聴いていないと落ち着かない体に…) 。


四つ目。ドラマーがまさかの女性。現在ではラウド・ミュージック×女性という組み合わせは決して珍しくないのですが,ラウド・ミュージックそのものを知らなかったあの頃の私は,彼らの騒々しくも雄々しい音楽性に対しては言わずもがな,その中に女性が混ざっている__しかも要所要所でコーラスを入れてくる__ことにも大きな衝撃を受けました。


そして最後が歌詞。私が見たPVは歌詞が画面下に表示されているバージョンだったのですが,「これは英語の日本語訳なのか?それともこの通りに歌っているのか?」と非常に混乱したことを覚えています。ようく聴いていると後者であることに気付くのですが,彼らの音楽を初めて耳にする者がすぐにそうだと断定するのは大変難しいものでした。

追記:申し訳ないことにあの頃の私は上ちゃんのことを認知しておりませんでした。ほんの数分の出来事だった上に,混乱もしておりましたし,何より他のメンバーのイメージが鮮烈過ぎたのです。

生まれて初めてテレビをそっ消しする

情報過多であまりにもコッテリ過ぎるホルモンとの出会いだったのですが,あの時の私は曲を最後まで聴くことなく,テレビをそっと消してしまいました。理由は単純。何か見てはいけないものを見てしまった気がしたからです。そして「気持ち悪い」とも思ってしまいました。腹ペコの皆さんを不快にさせてしまう表現で申し訳ありませんが,これがホルモンを予期せぬ形で目の当たりにしたウブな中学生の率直な感想だったのです。


中学でホルモンを聴いたのはこれが最初で最後でした。某曲のタイトルが「What's up people?!」だと知るのはそれから数年後ということになりますが,そのお話は次回以降に持ち越したいと思います。

さいごに

本記事で自己紹介を終えるつもりだったのですが,まだホルモンとの出会いのことしか書けていないので,今後の活動予定等に触れるのはもう少し先になりそうです。長い長いイントロダクションになりそうですが,お付き合いいただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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