【約3時間半耐久】自称メタラーが「ヘヴィメタル」を聴いてみた(結果編)
はじめに
ごきげんよう。
本稿のイントロダクションは
前回の記事にお任せすることにします。
サクッと読めるのでどうぞ。
前回を読むのが面倒な方のために
嚙み砕いて説明すると,
メタラーを自称しながらも
「ヘヴィメタル」を聴いたことがない
(普段コア系しか聴かない)という事実に
危機感を覚えた筆者が
じっくりと時間をかけて
ヘヴィメタルを聴きましたよ,
その反応を綴りますよ,
という記事の第2弾です。
よろしければお付き合い下さい。
今回の目次になります。
Iron Maidenを聴いてみた(仮)
まず一組目,Iron Maiden。
Spotifyでの人気曲TOP5は
以下の通り(再生回数は省略)
1. "The Trooper"
2. "Fear of the Dark"
3. "Run to the Hills"
4. "The Number of the Beast"
5. "Hallowed Be Thy Name"
前回の内容と重複しますが
評価は○(聴ける),△(まあ聴ける),×(聴けない)
の三段階となっております。
ただ,この評価は筆者に合うか合わないかの
単なる指標に過ぎません。
○だから楽曲のレベルが高いだとか,
×だからその曲はダメだとか
そういうことを論じる意図は決してありません。
というよりそんなスキル筆者にありません(悲)
ではいきましょうか。
スマホでメモを取りながら鑑賞・評価したので
それをそのままコピぺしたいと思います。
"The Trooper" ○
"Fear of the Dark" かろうじて△ラストのテンポチェンジ
"Run to the Hills" △
"The Number of the Beast" ○ ギターソロ👌
"Hallowed Be Thy Name" ○ 変拍子👌,ソロもよき
以上,Iron Maidenの評価・考察でした。
次はJudas Priestです。
なんて言われたら
自分が読者だったらブチ切れますね。
そもそも何書いとるかさっぱり分からん。
しかし曲を聴きながらできるレビューなんて
この程度なんですよ,私の場合は。
残りのバンドもこんな調子で
意味不明なメモを貼り付けるだけで
終えるわけにはいきません。
ならば残された道はただ一つ。
一曲一曲をもう一度,二度,三度
じっくり鑑賞するしかない。
本当はファースト・インプレッションを
大事にしたかったんですが。
自分のスキル不足が憎たらしい。
というわけで次項からは
各曲を聴き直したうえでの
レビューを掲載します。
Iron Maidenを聴いてみた
"The Trooper"
ヘヴィメタルを知らない人に
ヘヴィメタルがどんな音楽かを教えるのに
最適な曲じゃないかな,と感じました。
もし仮に自分の子供に
「へびぃめたるってなぁに?」
と聴かれたら真っ先にこの曲を
聴かせると思います。子供いないですけど。
ハイトーン且つ伸びやかなボーカル,
アップテンポな演奏,ギターソロに早弾きと,
変な話ですがヘヴィメタルに疎い筆者でも
「そうそうヘヴィメタルってこんな感じだよね」
と,よく知らないのによく知っているという錯覚を
抱かせる謎めいた力があります。
一番再生されているのも納得です。
評価は○。
"Fear of the Dark"
壮大な幕開けから一転,物悲しい雰囲気。
からの5:30辺りまで続くメタル節。
からのテンポチェンジ。
最後はまた物悲しくなって〆る。
ほのかに薫るプログレ臭。
評価は△。
理由は簡単。
長尺の曲が苦手だからです。
5分がギリ鑑賞に堪えうる長さ
といったところでしょうか。
7分ともなると貧乏ゆすりがしたくなる。
曲中にもっと色んな展開があったなら
楽しんで聴けていたかもしれません。
"Run to the Hills"
初めて聴いたとき,5曲のなかでも
一番サビが弱い印象だったのですが,
聴き直してみると全然そんなことはなくて,
キャッチーで口ずさみやすいなと感じました。
ラスサビ前のハイトーンは鳥肌もの。
ギターソロがかっこよかったです。
タイトルだけに自分の足でも車でもいいから,
とにかく走りながら聴きたい曲です。
ただ,上でも述べているように
ファースト・インプレッションが
微妙だったので,評価は△。
"The Number of the Beast"
冒頭の語りですが,
てっきり映画からの
サンプリングかと思いました。
ただ,当たらずとも遠からずで
どうやら俳優さんによる聖書(?)の
音読のようです。
不気味な語りとは裏腹に
意外とさわやかなイントロから
始まるわけですが,ド頭の歌詞の部分
I left alone, my mind was blank
のメロディーに聞き覚えが。
鼻歌さえできれば曲を検索できる時代なので
早速Googleの助けを借りました。
すると見事にヒット。
SNSにも自分と同じことを
思っている方が何人かいて
ちょっと安心。
音楽を聴いてると
「あの曲とこの曲の
あの部分とこの部分が似てる」
と感じることは必ずありますよね。
筆者はそういうのが案外好きだったりします。
あと,当該箇所のボーカルさんの歌い回しを聴いて
「NINのTrentもこんな歌い方してる時があるな」
と漠然と思いました。本当に,漠然と。
こちらの曲にも
かっちょええギターソロがありますね。
ライブはまだ確認していませんが,
"Six six six, the number of the beast"
の部分はシンガロングすると楽しそう。
曲の長さも絶妙で,
「これで終わると思ったか?」
と言わんばかりの
ちょっとクセのある終わり方もGood。
このアウトロ,ライブで引き延ばして焦らしたりすると
観客も喜ぶんじゃないでしょうか。
評価は○。
"Hallowed Be Thy Name"
ラストの曲ですね。
荘厳というか,重々しい幕開けからの
唐突なメタル節にはグッときました。
ここまで聴いてきて一つ確信したことがあります。
「Iron Maidenはギターソロがカッコいい」。
この曲も言わずもがな。
それだけで評価○にしても
いいところなのですが,
気に入った点がもう二つあります。
一点目。
まずは上の項で紹介した
スマホのメモを再掲します。
"Hallowed Be Thy Name" ○ 変拍子👌,ソロもよき
「変拍子👌」というメモですが,
微妙にリズムが複雑になる部分が二つあって,
それがGood(👌)ということです。
他に単語が思い浮かばず,苦し紛れに
「変拍子」と表記しておりますが,
正確にはなんと呼ぶのでしょうか。
この記事に限ったことではありませんが,
もし音楽用語の使い方が間違っていれば,
遠慮なくご指摘下さい。
二点目は最後の最後の
「ダダダダン,ダダダダン」です。
一回目の鑑賞では聞き逃しておりました。
"The Number of the Beast"もそうですけど,
終わりだと思わせておいて
ちょっとおまけを付けてくれる
サービス精神・エンタメ精神
のようなものを感じました。
それにしても
こんなにインパクトのある
ラストが印象に残っていないとは,
筆者の集中力はどこをほっつき歩いていたのか。
この曲も筆者にとっては
長尺の部類に入るのですが,
上に挙げたようなギミックのおかげで
聴いていて楽しかったし,
長さもあまり感じませんでした。
よって評価は○。
以上,Iron Maidenを鑑賞した感想でした。
さあ,どんどん行きましょう。
次はJudas Priestです。
Judas Priestを聴いてみた…?
いや,もう書けねえよ。
Iron Maidenだけでグダグダだしクタクタだよ。
これ,どうしましょう?
前回の宣言通りに行くと
Judas Priest
Motörhead
Black Sabbath
Megadeth
Helloween
Slayer
Anthrax
Pantera
の順にレビューをすることになるのですが,
今回どころか次回でも終わる気がしない。
一応今回が「結果編(完結編)」のはずなのに…
本稿を書いている時点で
全アーティストの曲は一通り鑑賞済みです。
ただ,Iron Maidenを聴き直してしまった以上,
公平を期すためにも残りのアーティストも聴き直す
必要があるのではないかとも思います。
おわりに
そんなこんなで,これから残り八組も
しっかり聴き込んで,それを踏まえたうえで
今後の方針を決めたいと思います。
一組につき記事一本はできれば避けたい…
それでは次回の「完結編」
あるいは「Judas Priest編」
でお会いしましょう。