
身体に刻まれるその名前はeighter
2021年12月24日。
ラジオから流れるクリスマスの定番曲が今朝はまったく耳に入ってこない。朝から狭い一人暮らしの部屋を右往左往。
まったくもって「らしく」ない。
それもそのはず。
これから関ジャニ∞のライブに行くのだから。
今日のためのネイルはマルちゃんカラーのオレンジ。とっておきのet seq.さんの新作「よだかの星」を塗った。
友達のエステでお肌の調子も上げてもらった。「楽しんでおいで」って言って貰ってきた高級パックもした。
試行錯誤しながら人生初のメッセージうちわなるものを作った。(この時点でそれを掲げる勇気はまだない)
「好きな人達に会いに行く」
予定がある日ってこんなにも心躍るものだったっけ?
実は今日のライブは自分がeighterになってから初めて自分が行きたいと思って自名義で応募して参加するもの。私がハマったタイミングで発表されたアニバーサリーツアーの十五祭は友達が声をかけてくれたし、せっかく当選した47ツアーはコロナで中止、そして先月の8BEAT横アリ公演は制作席解放という急なご縁がまわってきたものだった(心の準備も実際の準備もままならなかった)。
だからだろうか。
準備万端で挑むぞ!という気合いが空回りしているような気がする。
ごはんが喉を通らないくらいドキドキしてる。
そんな大切な記憶に残したいライブだから私はあることをやろうと思った。
それがボディーシール。
関ジャニ∞のDVDを見ているとファンの多くが貼っているあのアイテムは憧れだった。しかもちょうどジャニーズファンの友達が使わなかったものをくれたので「今しかない!」と思い立ち、実行。
白い台紙をゆっくり剥がした瞬間、ラムネの栓がポンと音を立てシュワっと中身が溢れるように、私の中で嬉しい気持ちがとめどなく流れ出た。
左手の手の甲に金色に輝くEIGHTERの文字。
タトゥーじゃないし、永久に残るものではない。そんなこと分かっているのに、この瞬間自分の中にEIGHTERの名前が永遠に刻まれたような気がした。
そして私はこれから、この大好きな呼び名が刻まれた左手の拳を、声の代わりに突き上げるのだ。