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同じ方向になぞる

昨日の散歩中、歩き出して間もなく私の顔を見だしたピースくん。

抱っこして欲しい時に視線を寄越すけど、歩き出しのそれには”なんでだ?”と内心で思った。

本当にその時だけでなんて事はなかったのだけど、この表情を見た時に、「この子はいつまで経っても幼いなぁ…(笑)」と感じた。

他の子達のとらない多くの態度が、”この子”の特徴として、また未熟な動作は可愛い所として映っている。

昨日、7歳の誕生日だった。


無意識の、何かの、意識しているなどつゆにも思っていないそれ程の枠に、自然としっかりハマった状態の中で生きていて。そしてそれが人として当然でもあるからその通りだし”そうだ”なのだけど。

考えるというアレコレする状態の時も、真剣に考えることはできるのだけど、だけど大体忘れた状態の時とか、それを気にしていない時に「あ~…」というように納得できるようなものと結ばれたりする。

意識的に考えることって無駄だと思わないし、幾らかでもそれが先に在るから”その後”がやってくると言う風に考えられるし…。

人って、まぁなんとも不便でもある生き物なんだよなと感じたりもする。


「考える」という言葉を使うからそこから物事がスタートしてしまうのだけど、考えるという動作に入るとその時点で捨てられるものがある―――、それが「感覚」というものかな。

言葉にする前に、その意味を理解する前にそこにあったものがあり、それが色んな情報と結びついて”○○”というものだと理解する経緯。今私がそれを何かの意味のある言葉として使っているそれは、かつては言葉に昇格するまでの形、”状態”があったはず。

今、意識することなく”そんな事”を観ている・やっているのだろうと、とある事から結びついて自覚に入る。私はそれをやろうとも思ったことはないし、興味を向けた事もない、だけど自然とそんな流れに乗せられた?乗っている状態にあるんだろうと思う。


昨朝のFacebookは、「連なりの結果に」出てきたものだった。

事象はいつもの犬との散歩。いつものように同様の時間帯で変わりなく動いている。

Facebookの前にはXをポストする。そのポストは前日書きのnoteが終わってからの、翌朝ポスト用も兼ねた”感想(まとめ)”になっていた。これが「いつもの様に同様の時間帯で変わりなく」動いた時のことと薄っすら紐づけた無意識。

→→→というまだ分かっていない、ただの”流れ”の時の意味はなく、少し連ねてみることで見えてくるもの…、ここという一度進んだ場所からもう一度そこに戻ることで意味がつく。意味が付くというより、もう一度そこをなぞると浮かび出す…か。


無意識に出力したものを、やはりここでも取り込み直すという所におもしろさがあり、この時過去というそこに戻り、そこから再び→→→と再生する事でコトが見えだす。

以前この状態のことを、「コトを振り返った時(←←←)には、別のストーリーが立ち上がる」と書いた。これも今も否定はしない。実際にその様に逆に流して見るだけで、その時の時系列とは関係のない物語は発生しやすいと思っているから。

それは努力も何も特に必要なく、人は今のことを以前の何かと自然に結ぶことが簡単にできてしまう、やってしまうのだと思う。たとえその途中に他の色々があったとしても、そんな事は無視してうまく物は語られる。


そこに”戻って”再びなぞることと、現在地点から逆の流れに入ることとでは、「ストーリーが変わる」ことがおもしろいと思う。「逆」というのは、時系列を重視しているのではなく、優先されるのは「コト」という出来事、語りなのかもしれない。

ただ時の流れによってそんな事が起きた、ということが、振り返るというマジックによって途端にある焦点が現れ、作るとなしにストーリーが生まれやすい状態にある、と感じる。

これは、意図的になされる事も大いにあると思うけども、脳がその様なことを見せやすいという事も言えるように思う。


今ここでその事をどうこう考えるつもりはないのだけど、過去になったものというのは、こちらの思いによって書き替えなくても、勝手にその時の記憶は壊されて新しい結びつきを強めてしまう事はあると思っている。

そんな可能性があるという事が念頭にあったなら、振り返る時には少し気をつけてその行為に入り、話自体を変えてしまうのでなく、その時系列にあった自分の思いや考えを”変える”ことが必要なのだと少し感じた―――。

(終わりはもう、眠くて意識が深く入っていない状態…間違いとは思っていないけど、しっかりとした意識でチェックがかかっていない状態だった)


なかよしなふたり/ピース&ニコル

あ。
ピースくんは左のひとつも顔を見せていない方ですからね…

「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!