親の会社で誰よりも早くから出社して1番最後に帰る。 10年間苦行の様に続けました。 毎月借金を返済してますが、親から与えられたベンツやBMWに乗り会社に行ってましたので他の社員からは「何にも苦労しないでお坊ちゃんがチャラチャラしてんじゃない」と言う目で常に見られていました。 全額返済してこれからと言う時に親が胃がんになり闘病生活が始まりました。 時を同じくして奥さんがバセドウ病になりこちらも闘病生活が始まります。 会社終わったら病院に行って父に売上報告などをする日々が
20世紀の終わり頃になってインターネットと言う画期的な発明が一般人の間に普及し始める。 親に「これからはパソコン出来る人間が世界の中心になる」と言い、秋葉原でマッキントッシュをフルセット与えられる。 ポケベルですら画期的な発明だと度肝を抜かれていたのに、一人一人が携帯電話を持てると言うSF小説の様な時代がやってきた。時代の流れを肌で感じながら乗り遅れまいと食らい付いた。 iモードと言う凄いものが出た。 インターネットと言う新時代の産物を掌の中で体験出来る機会を得た。
まず、僕の話から始めよう… 生立ちから順を追った方が分かりやすいかな。 父方の祖父は製造業を経営、母方の祖父は建設業を経営していたのでお爺さんになったら誰でも社長になるモノだと思ってた幼少期。 親は結構厳しくて甘やかされたりはした記憶はなかったが、どちらの祖父母からも初孫だった僕が人格形成されるなかで受けた甘やかされ方は想像に難くない。 「お父さんお母さんには内緒だぞ」と言いながら毎回おじいちゃんから貰う10,000円札は幼稚園〜小学生低学年の僕には刺激が強すぎた。