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数年ぶりに紙で8ドラしてきた話と、MTG商品の値段について

 こんにちは、疫病吐きです。毎日暑いですね。暑すぎますね。おととしよりは昨年、昨年よりは今年という感じで年々暑くなっている気がします。まぁ気のせいなんでしょうけど、ちょっと外に出ただけで軽く具合が悪くなるくらいには暑いです。おじさんになってずいぶん体が弱くなったなと実感します。


 さて、つい先日の話ですが、地元のMTGプレイヤーが8人集まって「指輪物語」のドラフトをやりました。みんな気心が知れているうえに、紙の8ドラは新型コロナウイルス流行前までさかのぼるほどやっていなかったのもあって、大変に盛り上がりました。


 周囲の人が事前にレクチャーしてくれたこととしては、「指輪物語のドラフトは黒と赤が強い」とのこと。それだけ頭に入れておいてスタートしたのですが、結局レアに引っ張られたりして、組みあがったのは青緑でした。あとになって聞いたのですが、緑は弱い色らしいですね。ただ卓で緑をピックしたのが私含めて二人しかいなかったので、それなりに質の良いカードが取れたのではないかなと思います。結果は接戦もあったのですが、もともとのプレイング下手もあり残念ながら0-3でした。オーク動員が強いということはよく分かりました。指輪の誘惑はよく分からなかったですが、連打すると強いのかな?


 対戦の合間に、私よりも年上のある参加者さん(以下、Mさんとします)と雑談をしました。MさんはMTGの経験も長く、特に長くリミテッドとEDHを好んでプレイしてきた、知識も実力も確かな人です。購入の必要がなくても、「普段遊んでいるお店にお金を落とさなきゃ」という考えからパックを大量に買っていく姿に私は感銘を覚えたものです。MTG愛に溢れる人です。


 そんなMさんが「最近のパックは高くなってなかなか買いにくくなりましたね」と残念そうな表情で話すのを見て、同じ感想を抱いていた私は嬉しくなると同時に、寂しさを覚えました。ああ、Mさんですらやっぱりそう思ってるんだなと。


 前述のとおり地元のショップ愛が強いMさんは、統率者4種セットを詳しい中身が判明する前からショップで予約して買うほどの強者です。「指輪物語」の統率者セットも4万円くらいで購入するそうです。そんなお財布の紐が緩めのMさんですら「パックが高い、特にコレブーはなかなか買えない」と言うわけです。


 最近パックが高いというのはあちこちで目にしていて、「ウィザーズ強気の価格設定」とか「ぼりすぎでは」みたいなコメントを見かけます。私も最初はまったく同感、みたいな気持ちだったのですが、よくよく考えたらMTGの発売元であるアメリカではインフレが進行していて、物価も上がるけど収入も上がっている、という状況であることに気が付きました。それなら以前と同じ値段でなんてとても売れないわけだなと。



 となると、本国アメリカでは額面上は上がっているけど実際には割高感はない、ということなのかもしれません。広報を見聞きする限り売り上げは順調のようですし、消費者には受け入れられているのでしょう。


 ただ、これを日本で販売するとなると全然話が違ってくるわけで、日本は物価は上がるけど収入は上がらない、そこへもってきて円安によるコスト増と、ダブルパンチで結局「高いな」となっているのかなと想像します。いままで意識したことはほとんどなかったですけれど、実はMTGは金持ちの遊び化しているのかもしれませんね。


 それにしても今回の8ドラは楽しかった。ぜひまたやりましょうね、という話になっているので次回が楽しみです。こういう楽しい時間を与えてくれるMTGはすばらしいゲームだと思うので、今後も日本で末永く遊べたらいいなと思います。

 

 

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