昔話に学ぶreframe ④'
記念すべき昔話に学ぶシリーズ30作目
その前に...
一寸法師を
改めて深読みし直してみようと思う
そっか
前は歌の方で深読みしたんだ
今回はちゃんと物語で深読みしなければ
一寸法師
あらすじは以下...
昔むかし
ある村に一人の男の子が産まれた
が、その子は
大人の小指ほどの大きさしかなかった。
それでも両親は一寸法師と名付けて
可愛がった
が、何年経っても少しも大きくならなかった。
ある日、
一寸法師は
京に行って侍になると言い出した。
両親は止めるが、
決心が固いので、
仕方なく針の刀とお椀の舟を用意して
一寸法師を送り出した。
何十日かして
ようやく京の都に着いた一寸法師は、
三条の大臣の屋敷に行き仕官を願った。
大臣は
小さな体なのに元気な一寸法師を見て
気に入り、
一人娘の春姫の家来として仕えるように
と言った。
それから何年か経ったある日、
都を騒がしている赤鬼があらわれ、
清水寺へお参りに行った帰り道の
春姫をさらおうとした。
他の家来たちは
腰を抜かしたり逃げ出したりする中、
一寸法師だけは鬼の前に立ちふさがって
春姫を守ろうとした。
しかし
あっけなく鬼につままれて、
食べられてしまった。
ところが
一寸法師が
お腹の中で針の刀でつつきまわるので、
さすがの鬼も
二度と乱暴しないから許してくれと嘆願し、
泣きながら逃げていった。
春姫は
鬼の忘れた打ち出の小槌で、
一寸法師の体を大きくした。
鬼退治の手柄を認められて
名を堀川少将と改めた一寸法師は
春姫と結婚し、
故郷の両親も都に呼んで
いつまでも幸せに暮らした。
おしまい
身体の小さい一寸法師
自分のデメリットを大きく生かし
むしろメリットにする活躍ぶり
大事よね
自分を知るって。
体が小さいという逆境に対し
悲観してふさぎ込むことなく
夢や希望を抱いて動く。
人生の選択肢は色々あろうも
動かなければ選択肢は増えないし
いい方向にも動く可能性はない。
マイナス思考もプラス思考も
自身の考え方だから自分次第。
どうせ考えるならプラスに捉えた方が
前に進めそうな気がするよね。
自分の手で切り開く
これも大事なこと
他人に求めたり他人を変えようとしても
難しいよ。
自分を変えることでさえ難しいんだから
そりゃ当り前。
だったらさ、
他人の敷いたなのか強いたなのかレール
を進むんじゃなくてさ
自分の納得の行くように
自分の人生なんだから
自分で切り開いていった方が
反省や修正も出来そうじゃない?
他人のせいにして済ますのは簡単
どれだけ自分のこととして動けるか
コレがホントの当事者参加
他人のいう当事者参加は
アレは嘘物。
決して強いるものじゃない。
強制力を持つと
途端に言葉の暴力になる。
他人の力を借りない→当事者参加
これも全く違う
他人を巻き込んで、
どんどんと地域を社会をよくしていく
助け合いこそ
コミュニケーションのスタート
「しあわせ」や「ゆたかさ」を探求し、
最低限の幸福と社会的援助を提供する
それぞれの自己肯定感を満たし、
存在や居場所を与え
目的に向かって助け合う。それが福祉。
これって与えられるだけではなく
自分で気付いて、変えていくことが出来る人は
自ら変えていってもいい。
っということは…
一寸法師を語り継ぐということが
福祉や支援に繋がるかもしれない。
一寸法師も福祉!?
そんなこと書いてたな。
そうそう。話す伝えることで
ヒトの考え方を変えることもあるかもしれない。
そんな思いで書き続けた昔話に学ぶも
次で30作品目…。
さぁどれにしよ。
タヌキの話かな
他の動物の話かな
豚かな、ラッコかな
あ。ラッコの紹介したいな。
またそれは別の回で。