昔話に学ぶ④
一寸法師
小さき体に大きな勇気
鬼をも恐れぬその勇気
日本一小さいヒーローで出てくるのは
間違いなく一寸法師かな
外国だったら…アントマン?ワスプ?
昔話には『教訓』ってのが織り交ぜられていて
将来をになう子どもたちに
自然と大事なことを伝えられるようになっている
もう4つ目の紹介となっています。わぉ。
今日は『一寸法師』を深読みしていく。
一寸法師は桃太郎同様に歌にもなっていて…
指にたりない一寸法師
小さいからだに大きな望み
お椀の舟に箸のかい
京へはるばるのぼりゆく
京は三条の大臣どのに
抱えられたる一寸法師
法師法師とお気に入り
姫のお伴で清水へ
さても帰りの清水寺に
鬼が一匹現れ出でて
食ってかかればその口へ
法師たちまち踊りこむ
針の刀を逆手にもって
チクリチクリと腹つけば
鬼は法師を吐きだして
一生けんめい逃げていく
鬼が忘れた打ち出の小槌
打てばふしぎや一寸法師
ひと打ちごとに背がのびて
今は立派な大男
ちょっと物語だと長いので、今回は歌を紹介♪
歌ったことある?聞いたことはある?
割と素敵なメロディー。
端的な分かりやすい歌詞。
物語って割と場所や年代によって
伝えたいことや教訓も変わっていって
ストーリや展開、エンディングが
変わったりするんだけど
一寸法師は非常に安定。
中高一貫校の進学位の安定。
何も変わらない。登場人物も変わらない。
一寸法師が伝えたかったことはなんだろう
自分の手で切り拓き、歩み進んでいくこと
歩み進む、行動するということの重要性
体が小さいという逆境に対し
悲観してふさぎ込むことなく
夢や希望を抱いて動く。
人生の選択肢は色々あろうも
動かなければ選択肢は増えないし
いい方向には動かない。
自分を理解する。今出来ることをする。
体の大きな鬼と対峙して
非常に危険であったかと思うが
自分がもっている能力や個性を
うまく活かすことができれば、
何かしら状況を変えることができるはず。
現状打破の方法は人によって変わるし、
場所や場面によっても変わってくる。
まずは自分を認めて、理解して
今出来ることを
夢や希望に向かってただただ進める。
結局は
歩み進む、行動するということの重要性
に繋がっているんですね。
「しあわせ」や「ゆたかさ」を探求し、
最低限の幸福と社会的援助を提供する
それぞれの自己肯定感を満たし、
存在や居場所を与え
目的に向かって助け合う。それが福祉。
これって与えられるだけではなく
自分で気付いて、変えていくことが出来る人は
自ら変えていってもいい。
っということは…
一寸法師を語り継ぐということが
福祉や支援に繋がるかもしれない。
一寸法師も福祉!?
今日はここまで
じゃん…けんっ…ぽんっ…