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昔話に学ぶ《w》

むかしむかし、

ハーメルンという町に

たくさんのネズミがやってきて

町のあちこちに住みつくようになりました。

ネズミが悪さをするので

困った町の人たちは、

ネズミ捕りを仕掛けたり、

猫や犬を飼ったりしましたが、

減るどころか増える一方でした。

そんなある日、

町に男がやってきて

金貨と引替えにネズミを退治してあげましょう、

と言いました。

町の人たちは喜んで

男の申し出を受け入れました。

男が手にしていた笛を吹き始めると、

町に住みついたネズミたちが飛び出してきて

男の周りに集まってきました。

男はネズミたちを川までおびき寄せ、

川へ入るように誘導し一匹残さず溺死させました。

町の人たちが喜んでいるところへ

男が戻り報酬の金貨をもらおうとすると、

町の人たちはなかなか金貨を出そうとしません。

それどころか、

ネズミを退治するだけで

金貨渡すなんて高過ぎる

と言い出す者まで現れました。

町の人たちが約束を破ったことに

腹を立てた男は、

その場から姿を消しました。

しばらくすると男が町へ戻ってきて、

またあの笛を吹き始めました。

すると

町の子どもたちが男の周りに集まり、

ネズミの時と同じように

男の後をついて歩き出しました。

町の人たちは男を引き止めましたが、

男は子どもを洞窟へ誘い入れ、

一人残らず洞窟の中へ入ってしまいました。

洞窟は内側から封印され、

男も子どもたちも

二度と戻ってくることはありませんでした。


さぁさぁ。

急に始まりました。

久しぶりの昔話に学ぶ。

なんて暗いお話。

知っている?

ハーメルンの笛吹

1284年6月26日に

ドイツのハーメルンという街で

実際に起きた事件がモデルとなっているんだと

1284年

ハーメルンの町ではネズミが大量発生し、

住民たちは困り果てていました。

そんなある日、

色とりどりの布を繋ぎ合わせた服を来た男が現れ

「褒美をくれるのならば、

町を荒らしているネズミを退治しよう」

と言ったので、

住民たちは報酬を払う約束をしました。

男が笛を吹くと、

不思議なことに町中のネズミが集まってきます。

そして男が歩きだすと、

ネズミもその後ろをついていきました。

男はそのまま川へ歩いて入り、

ネズミたちを1匹残らず溺死させたのです。

しかし、町の住民たちは男との約束を守らず、

報酬を払いませんでした。

男は1度町を離れたものの、

6月26日に再びハーメルンに現れました。

笛を吹きながら町を歩いていくと、

家から子どもたちが次々と出てきて、

男の後ろに続きます。

男が町の外に出ていくと、

子どもたちも

そのままついていってしまいました。

総勢130人

いなくなった子どもたちは、

二度と

ハーメルンの町に戻ることはありませんでした。

僕はこの話…

狼少年の成功バージョンなのかと

と思ってた

約束を破るのはダメ。嘘をついてはいけない。

人間正直が大事…そんなことだけが言いたいのか

たぶんそれだけじゃない。

問題が発生した時

問題を予測した時

そんな時には

冷静に

落ち着いて

じっくりと

解決策を考える

物事はすべて繋がっている。

万物の出来事には流れがある。

どうしてネズミが増えたんだろう

どうして急に男が出てきた?

笛を吹いたら寄るネズミ。ナゼ?

指示したら言うことを聞くネズミ。どうして?

ホントに溺死したのかな?

そもそも根本的に

ネズミが増えた原因を突き詰めたら

それが解決いてれば

こんな悲劇は起こらなかったのでは。

今までの取り上げてきた昔話にも

ネズミがたくさん出てきている。

ネズミは

私たちヒトと割と密接に関係している

どうしてネズミは増えるのか

これは

体の小ささと環境適応能力の高さが

関係している。

温かい気候や湿った環境を好むネズミ

ヒトがいてくれれば

おのずと

雨風をしのげる場所、暖かい環境が手に入る

体の小さなネズミ

スペースはそんなにいらない

食堂・厨房・下水溝・マンホール周辺

ごみ集積所・水洗トイレなど

割れ目や穴があれば

どこでも暮らせる

ヒトが住んでいたら

ある程度は温かさも確保できている

年に5〜6回出産

1回の出産で5〜10匹も子を産むネズミ

気付けばドンドン増えていく

ネズミが増える原因はそれだけじゃない

大大大食漢なネズミ

食べ物がなければ、絶食なんて耐えられない

食べ物や生ごみ、食べかすが

放置されているような環境

ネズミは大喜び

さらに

紙切れや布切れがあれば、

巣を作り暮らしていけます。

環境先進国と呼ばれるドイツ

廃棄物処理に関する法の改定が

施行されたのは1991年

そう。まだまだゴミの廃棄に関して

取り組みがなされていなかったんだ

ちなみに1284年

日本は鎌倉時代 弘安7年

元寇の2回目が終わった後になる

神風によりモンゴル軍退却し

日本が「助かったー」状態の後である

ゴミ処理が

本格的に問題視されるようになったのは

1600年江戸時代なので

まだまだ日本でもゴミの話は出てこない

ネズミと仲良しこよし

ちょっと話が脱線しすぎた

結局何が言いたかったかというと

自分たちが原因で

火をくべていた問題に気付けず

他の方が解決してくれる算段となったとしても

なぜ?どうして?どのように?なにが?等

きちんと理解した上で

その後の対応もイメージついて

託せるのかどうか

信用に値するかどうか

分析、判断しなければいけない

ネズミ消えたヤッター

そんな話じゃない

きっとゴミ問題が解決しなければ

また繰り返すことになるだろうに

ネズミと笛吹がグルだったら

この問題は

いち早くゴミ問題に気付き

ネズミを手なずけられた

一歩先行く青年が

巧みな話術・技術で

町の偉い方々を困らせた

メッセージ性の強い

社会問題を切り裂く風刺童話

そんなお話だったのかもしれない。

「しあわせ」や「ゆたかさ」を探求し、

最低限の幸福と社会的援助を提供する

それぞれの自己肯定感を満たし、

存在や居場所を与え

目的に向かって助け合う。それが福祉。

ヒトの人生や生活を扱う仕事

今見えているもの

ただそれだけを解決しても意味ない

ヒトが生きている

時間も日にちも経っている

それだけ経験し、思いもあり

感情も動いている

流れがある。歴史がある。

何かが起これば

それがそうなるべく流れが起こっている。

勝手な判断して

断定して

決めつけて

執り行って出来るものではない

一人じゃ出来っこない

だから複数で相談しながらする。

本人にも考えてもらう

だって本人のことだから。

関係ない人でも考えてもらう

だって自分のことになるかもしれない

私は関係ないことなんて何一つない

誰しも可能性はある

だから関わる

だから考える

それが社会

それが地域

それがヒト

ヒトが生きてく上で

誰しもが必要とするもの福祉

だからこそ

ただただ真っ当に

誰か一人のためじゃなくて

皆のために

助け合う

支えあう

優しい世界になればいいな

そうなるようにしたいな。

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サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!