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小中学生を支える、自然体験のボランティアに参加しました
私は、中学生から小学生を対象とした自然体験の宿泊行事のお手伝いをしました。
このイベントは自然に触れる機会の少なくなってきた今、そのような場を設けることで子どもたちの心身健康を保つことを目的としています。
子どもたちはお風呂もコンロもない、布団の代わりに寝袋で寝る、そんなキャンプ場で自然の尊さを学びながら、自立心や協調性を身につけていきます。大人(指導者と呼ばれます)や中高生はそのためのサポートとして一緒について行きます。中高生はこれを通じて、ボランティアや地域活動の大切さを学び、地域に貢献する青少年に育っていきます。
ほぼ毎年行われているこの行事、私が参加した一昨年にはコロナ禍ではありながらも1泊2日で実行されました。小学生は1班あたり5人前後で、その班にそれぞれ大人と中高生合わせて3,4人つきます。同じ小学校の子ではありながらもその組み分けはランダム、ほとんど知らない子達と一緒になりますが短い期間でみんなすぐに仲良しになってしまいます。
さあそれでは実際どんなことをするのでしょうか?
行事の数ヶ月前から何度も救急法の講習会や打ち合わせをして準備を進めます。
当日の朝はなんと6:00に小学校に集合します。小学生が集まり始めたら、みんなで貸し切りバスに乗り出発です。
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キャンプ場に着いたら3時ごろから早速夕食、カレーの準備をします。薪を割って火を付けるところから小学生がやります。包丁すらほとんど触ったことのない小学生もナタを使ったり、火を扱うこともありこちらもドキドキします👀
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無事カレーを作って片付けもしたらお楽しみの時間です。それはキャンプファイアー!!みんなで火を囲んで歌います。中高生はこの時のためにダンスの練習をしてサプライズで踊ります。ひとしきり盛り上がったら、小学生はそれぞれ班に割り当てられたキャビンに戻って寝袋でおやすみです。そのとき指導者と中高生は交代で本部に向かい、報告会をします。その日の子どもたちの体調だったり、ケガの有無だったり、キャンプ場内の危険な場所だったりがあったときに共有するためですね。
早起きして、朝ご飯までの時間がある班はお散歩をします。山の中のキャンプ場でしか味わえないおいしい空気を味わいます。
また自分たちで朝ご飯を準備したら、残念ながら片付けの準備をします。いつも通りの2泊3日ですら一瞬なのにコロナ禍で短縮された1泊2日はもっと短いです。私たちの仕事は、小学生が洗った料理器具などがしっかり洗えているか、数はあっているか、などの細かい所です。自分が小学生で参加した頃はそんなことをしてくれているなんて気付きませんでした。
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しっかりキャンプ場とお別れをしたらまたバスに乗って帰ります。まだ仕事は終わりません。
私はバスレク担当としてビンゴの司会進行を担当しました。みんな「リーチ!!」や「ビンゴ!!!」と大きな声で言ってくれて準備した甲斐がありました。
学校に帰ってきたら迎えに来てくれた小学生の保護者の方に様子を報告して、全体の報告会も経たらお仕事はおしまいです!!
中高生という、小学生と指導者の間、それぞれの気持ちが分かる、だからこそ自分の未熟さと成長を感じられる、そんな経験でした。
自分が参加者としても、参画側としても経験できた、この行事で私が知ったこと、それは、面白さがあるから、先人達を尊敬し自分もそうなりたい、と思ったから、参加するということです。私自身、参加者として、行事自体の目的である「自然と触れあいたい!」とおもっていた、とはいえません。なんとなく「おもしろそうだな」、そう思って参加したわけです。中高生でお手伝いをしようと思ったときは小学生の頃にみていた中高生がかっこよくて、ずっと大人に見えて、私もそうなりたいと、おもったことがきっかけでした。
ということは私達ボラプレが何か行事を起こすときには一人でも多くの人に「なんとなくおもしろそう」って思ってもらうこと、参加してくれた人には、「かっこいい、自分も彼らみたいになりたい」そう思ってもらうことが大切だと思いました!!
私は海外に行ってボランティアをしたり、災害復興のボランティアに参加したことはありません。もちろん今後ぜひ行きたいと思います。私はそのような経験をたくさんしてきたボラプレの他のメンバーをとても尊敬していて私もそうなりたいと思いました。同時に、私が誰かからそう思ってもらえるような人になれるように頑張ります。
読んでいただきありがとうございました!
これからもボラプレことボランティアプレイスをどうぞよろしくお願いいたします。
学生団体ボランティアプレイス
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