熱帯植物とトイレ巡り~ベトナム縦断の旅で見つけた建築美~
2022年の夏。ベトナムをバイクで駆け巡った日々。ベトナム語を学んでいて良かったと心から思った夏の日。散々の人々に出会って助けられ、ホテル、路面店、カフェ、レストラン・・・至る所で目にした、美しいトイレの建築美。(私の中での「美しい」の定義は、風と光と緑の融合)
当然「トイレ巡り」がしたくてバイクで巡ったわけじゃないけれど、長時間バイクで移動する時、カフェや路面店、レストランはいつだって、休憩とトイレとWiFiの味方。たまーーーーに、バスタブつきの部屋に泊まって、至福の時を過ごす。3つ星以上のホテルに泊まると、「バイクで来たの?!」と驚かれる瞬間。そしてベトナム語を話す日本人は、より一層驚かれる。
そういえば、私に対して、得意気に韓国語で話しかけてきたから、ベトナム語で「韓国人じゃなくて日本人だから!」と言ったら、めっちゃ驚いて声でなくなっていたカフェの店員さんも印象的だったな・・・。
韓国料理のカフェだったからね・・・
韓国料理は、海外在住の日本人にとっても有難い存在なのですよ。
ベトナム地図
ちなみに、写真はとにかく撮りまくるけれど、それと同時にメモをいつも忘れるので場所やカフェの名前まで全て覚えていなくて、Google.mapを見ながら答え合わせをした。その過程で、それぞれの道で出会った人々との会話とかバナナの木の有難さとか、根気とエネルギーだけが頼りだったあの頃とか、いろいろ思い出して、暑苦しいけれど、めっちゃ焼けるけれど、でもあの「青春」もかけがえのない日々だったと清々しい気持ちになった。
「マミは、自分が若い頃にずっとやりたかったことを現在進行形でやっていて、エネルギーをもらった!」と言われた。
チャンスが目の前にあるのがわかっているのに、やらなかった後悔だけはしたくないからね。
トイレ写真集
「貴重品を忘れないでね」という注意書き。
「今日のあなたは本当に美しい!」というトイレの鏡
まとめ
あーーーーー。ここどこだったけ?何て名前のカフェだっけ?めっちゃ良かったのに!思い出せない!悔しい。そのときにバイクの駐車場のおっちゃんと話した会話は覚えているのに!
そんな作業が続いたけれど、冒険の記憶が蘇った。ベトナムの少数民族は北部のHà Giang省に多いと思われているけれど、海抜高度によって異なる民族が内陸部の山岳地域にも広く居住していて、Gia Lai省は、実は44の民族が暮らしている。その民族の文化や芸術が、街の中のカフェのデザインにも反映されていたのが新鮮だった。Mang Đenは、山奥にある高原避暑地で、そこからQuảng Ngãi省(海の方向)に抜ける風光明媚な山道は、北部Hà Giang省に匹敵する素晴らしい光景が広がっていた。Đắk Lắk省のEa H'Leoのカフェで出会った方が「海と山に拠点をつくる」と言っていたのがとても印象的だった。Phú Yên省の省都Tuy Hòaや Ninh Thuận省のPhan Rang - Tháp Chàmは、この先も移住の候補地。
同時に、私たちは自然の脅威というものと常に隣り合わせに生きているということを実感する日々でもあった。脱水症状や日射病にも気をつけないといけない。
番外編(旅の必需品)
・ウェットティッシュ
・全身オイル
・髪オイル(髪パサパサ予防(後から全身オイルと兼用となる))
・絆創膏
・トイレットペーパー
・水
・ヴァセリン(オロナイン軟膏のビンは重い為、たまに入れ替える)
・マスク
・サングラス
・手袋(バイク用)
・レインコート(バイク用)
そして、
・旅先で見つける本を読む時間
・ベトナム語
・無限の好奇心
創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி