【Day22】ベトナム63省バイク旅(Bình Thuận省編)カフェ文化が成熟した街ファンティエット
「コーヒーやカフェ文化が成熟した街」と聞くと、思い出すのは例えばオーストラリアのメルボルン。「カフェで人気の海外都市」と調べると、エスプレッソが生まれたイタリアのローマ、セカンドウェーブ発祥の地であるアメリカのシアトルやサンフランシスコの名が挙がる。
それらの都市は、もちろんそれぞれが質の高いコーヒーを提供していて、優雅な時間を過ごす、大人の時間を演出する。それらは、学生の頃の自分の憧れでもあったし、現に、メルボルン、ローマ、シアトル、サンフランシスコなど、全ての街に訪れて、カフェに入り浸った。
それが、今。ベトナムの、それもハノイやホーチミンじゃなく、ファンティエットという街で、自分がカフェ巡りを満喫しているから面白い。この街は、何も「カフェの街」として知られているわけでは無いし、ベトナム人にとっては田舎町であり、外国人にとってはビーチリゾートであるムイネーへの玄関口。つまり、通過していく街。ただ、ベトナムのどこの都市も同様に、地元の人々は早朝からカフェで一杯、語り合ってから仕事に行く。
私は一か月程前、ここに3時間程いた。その時は、「あ、素敵なカフェ見つけてラッキー」程度だったけれど、今回滞在して、その数の多さに驚いた。
地図上で、カフェを検索すると、まずそもそも同じ道沿いにカフェの数が多いことがわかる。その上、各カフェの評判が高く(ベトナム人からも、外国人からも)、それぞれ異なるデザインやコンセプトがあって、ドリンクが美味しい。そして、スタッフの教育水準(サービス、専門性、知識など)が、カフェの外観とマッチしている。(まぁ、もちろんすべてじゃないけれど)
今日は、この街に留まり、1日中カフェ巡りをすることにした。フーコック島の次にヌクマム(魚醤)の生産量を誇るこの街。近くのムイネーじゃなく、ファンティエットでうろうろしている外国人は私くらいだろうと思いながら、お洒落なカフェを紹介する。
Demeter Beans Coffee Concept
ここは、昨日訪れた場所で、一目で気に入った。訪れた時間帯は、人も少なく、店内にはとても落ち着く音楽が流れていた。夕方、少し涼しかったので、暖かいカフェラテを注文。シロップと共に提供された。口の中でふわっととろけて、香りが広がる。真ん中にある、木製の大きなテーブルに腰掛け、数時間ほど滞在した。夜8時頃、みんなが夜ごはんを食べ終わった後だろうか、お客さんが数組入店。その後は閉店間際まで、数組のお客さんが、それぞれの会話を楽しんでいた。デスクワークをされている方も。ファンティエットに来たら、必ず訪れたいカフェである。
THE WALL COFFEE SPACE
ここは、店内と外に席があって、店内席はどこかの企業のオフィス風。とりわけ、中央にある6名掛けのテーブルと背景の熱帯植物の温室ドームのような空間を見ていると、今にでも会議ができそう。早朝は、みんな外の席に座って話しているので、中は静か。今は2階の席は使えないようになっていたけれど、結構多くの座席数がある。ソファー席やテーブル席は、デスクワークに最適。肝心の飲み物は、温かいものは少なく、スムージーやフルーツティー、ベトナムコーヒーが中心。ここは、飲み物目当てにというよりも、長時間のデスクワークに最適な場所。トイレも男女別であるので便利。(ベトナムのカフェは、場所によっては共通のトイレが1か所しかない)
Bánh canh chả cá:ニャチャン発祥と言われる、さつま揚げ入り、タピオカ麺。今朝、どこかで食べようと思って、たまたまカフェ近くで見つけたお店。お店のお姉さんに、「ベトナムに何年住んでるの?」と聞かれて、冗談で「10年です」と言ったら、「そりゃ10年も住んでたら、それだけベトナム語上手くなるわねー」と100%信じきられ、取り返しがつかなくなった笑
この出し汁がまた効いていて美味しい!バインミーもいる?と聞かれて、バインミーとこの麺を一緒に食べるんかと思ったら、さつま揚げが入ったバインミーということだったらしい。以前食べたことあるはずだけれど、完全に忘れていた。Google Map にも載っていなくて、もし明日偶然同じ道を通ったら、朝食に食べに行こうと思う。
A Plus Coffee Station
ここは、大通りに面していて、通りの交通量が多いときは若干中まで聞こえてくるけれど、中はジブリの音楽が流れていて、日本人や韓国人が好みそうな場所で落ち着く。座席数は少なく、あまりデスクワーク向きではないので、カフェを満喫してから仕事へ行く、というような雰囲気。高野山ゲストハウスKOKUUを思い出させる、天井が高く大きな屋根裏部屋の中にいる感覚。温かい飲み物を希望したところ、Chanh Mật Ong というライムとハチミツの紅茶を提案して頂く。
Kem Flan MỘNG CẦM - Bà Giáo Việt
ここは、老夫婦2人で切り盛りされているプリンが売りのお店。ベトナム全体的にそうだけれど、外観や入り口からは写真のように開いているのか閉まっているのかよくわからず、とりあえず奥まで入って店主らしき人に声を掛ける。少し硬めのプリンにカキ氷が乗っていて、溶けかけの氷とカラメルソールと一緒に食べる。ベトナム人の中には「値段が高い」と言っている人々もいたけれど、是非観光客にはここのお店のプリンは是非一度食べてみて、他のお店との違いを知ってほしい。それに、ホーチミン市で食べたら、これより小さくて氷無しのプリン、60.000VNDはするよ・・・。
Macchio Cafe
ここのカフェの好きな点は、外と内の区切りが無いこと。奥に長くて、どこに座っても風が通るので涼しい。もう1店舗、近くにあって、どちらも木々や緑、白を基調とした壁が素敵。アフォガートは、なぜかホイップクリームつき・・・。こちらのアフォガート、ホイップクリームとかチョコレートとか、あまりいらないものもついてくるから、注文するときに確認したほうが良いかも。
Mori Home/ Abouther Coffee
・・・と、こんな「日本だ!」という写真をgoogle mapで見て、わくわくしながら実際行ってみたら工事現場だった・・・。残念。Mori Homeって、名前良いな。
1985 Café
このお店は、木々とレンガと緑という、どちらかというと北部ハノイの建物の造りを思い出す。ちなみに、ベトナムはまだ喫煙者にとって優しい国で、男性の50%は喫煙者と言われている。ここのカフェでも、外での喫煙も可能。そして、奥に禁煙席もあって、その部屋はエアコンあり、コンセントあり。「メニューを見せて下さい」というと、スマホ上のメニューを見せてくれた。将来、ベトナム全体的に、こんな感じで全てのメニューをスマホで見て、注文するようになるのかな?中国では、紙ベースのメニューはもはや見なかったのを思い出す。
YoYo Vegetarian Food - Seaside
最後に、ここはカフェというよりもベジタリアン料理のお店。今は残念ながら工事中だけれど、海が目の前にあって、美味しい食事がとても安く食べられる、海外の方々にも人気のお店。久しぶりにココナッツカレーを食べたけれど、とても美味しかった!美味しすぎて、ここのお店の他のメニューも食べたくなって、Yo Yo Salad を追加注文。
行った場所
Demeter Beans Coffee Concept
THE WALL COFFEE SPACE
A Plus Coffee Station
Kem Flan MỘNG CẦM - Bà Giáo Việt
Macchio Cafe
Mori Home/ Abouther Coffee
1985 Café
YoYo Vegetarian Food - Seaside
費用
宿泊代
400.000VND
Trả HIBI Chanh Vàng Mặt Ong
36.000VN
Bánh canh chả cá
25.000VND
Chanh Mật Ong (Lime-Honey)
35.000VND
KAM FLAN
35.000VND
Cà Phê trứng
28.000VND
Coconut Curry
40.000VND
YoYo Salad
40.000VND
合計:639.000VND
次回行きたい場所
Cafe & Ca nhạc Phan Thiết Xưa (6:00am)
Mơ Hoang (8:00am 海沿い・晴れたら)
Phàn Lạc Coffee Tea Food (8:00am)
BOW Coffee (7:00am)
Demeter Beans Coffee Concept
Gió và nước Coffee
番外編
タバコの煙:マスク着用は、様々な用途がある
燃料:ガソリン高等により、ベトナム南部ではガソリン販売停止する場所も
創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி