3都市比較:「物資調達」は、バンコクか、クアラルンプールか、ホーチミンか?
南アジアや中央アジア、中東に駐在、在住の人々にとって、「東南アジア」は物資調達の拠点でもあり、「たまにバンコクに帰る」とよく聞いたり、逆に日本から世界へ旅する人々にとってもバンコクは旅の物資調達の拠点にもなっている。
インドでは、最近日系企業の進出と共にデリーやムンバイ、バンガロールを中心にユニクロや無印良品が進出し、日本食レストラン、日本食材品店も増えてきたけれど、やっぱり、種類の多さやショッピングモール内の店舗、コンビニやアジア食の豊富さは東南アジアには叶わない。
バンコク(タイ)、クアラルンプール(マレーシア)、ホーチミン(ベトナム)。この3か所は全て大都市なので、住んでみたいとは思わないけれど(笑)、たまに旅行で訪れて、「日本に戻った気分になる」のには最適だと思う。(各国の友人や在住の日本人の友人もたくさんいるので、みんなに会うのは楽しみでもあるけれど)
そして、いつも、フライト時間、料金、生活の質、空港から市内までの所要時間、友人の日程、気候など全てを考慮してから決めるけれど、どこもそれぞれの魅力があって、結局、いろいろ周ることになる。
MY物資調達
・BBクリーム、日焼け止め、ファンデーションなど(ヘアオイルや石鹸、顔パックなどはインドのスーパーにあるもので充分)
・歯のホワイトニングやデンタルフロス
・ユニクロの服(パンプス用の靴下)
・日本のお菓子や味噌汁、お茶漬けのもと
・100均のいろいろ(自転車のライトとかスマホスタンドとか便利グッズ)
・コンタクトレンズやメガネ修理
(ちなみに、我々の「健康休暇」の基準地はバンコクまたは日本であり、また「物資調達」の基準地はシンガポールである。(輸送コストやビジネスの質、物資の豊富さや入手の容易さ等))
以下は、私が考えたそれぞれの特徴と良いところと悪いところ
バンコク(タイ)
良いところ
・チェンナイから直行便フライトで3時間15分(深夜便あり)
・空港から市内までエアポートリンクで約30分(45THB)
・あとはメトロでだいたいの場所へ行ける
・行きつけのタイマッサージ店がいくつかある
・チェンマイや南の島々を追加してゆっくりできる
・日本食や日本食材が豊富
・バドミントン仲間がいる
・ルーフトップバーが至る所にある
悪いところ
・ショッピングモールが至る所にあるけれど、ブランド系が多い
・西洋に影響を受けたレストランはどこも値段高い
・カオサン通りが大麻ビジネスが盛んになった
・日本人相手のマッサージ店が多い通りがある
・タイ料理は辛い
・バスの運転手は英語を話さない
・カフェはだいたい朝10時頃からオープン
クアラルンプール(マレーシア)
良いところ
・チェンナイから直行便フライトで3時間55分(深夜便あり)
・中華系料理も豊富にある
・イスラム文化や芸術、建築(モスク)が美しい
・庶民の利用するショッピングモールが多い(TOKYO STREETで完結する)
・日本食や日本食材が豊富
・クアラルンプール国際空港(KLIA1とKLIA2)はショッピングモールと併設しており、ここだけでも買い物が完結する
・タミル語や中国語など多様だけれど、英語が広く流通している
悪いところ
・2023年12月1日からデジタル入国カードの登録要(オンラインですぐ登録できるとはいえ、知らなかったら空港で手間取る)
・空港から市内まで遠い(KLExpressで30分だけど55MYR(1700円ほど)と高い、バスは安いけれど50分程と遠い)
・カフェはだいたい朝10時頃からオープン
・車社会で、メトロからの道がでかすぎて渡れない
・ショッピングモールもでかすぎて、歩くだけで疲弊する
・コンビニが多すぎる(買いすぎる)
ホーチミン(ベトナム)
良いところ
・空港から市内までバスで30分ほど(5000VND(約30円)で行ける)
・行きつけのマッサージ店がある
・とにかくベトナム料理が最高
・ベトナム語の再勉強ができる
・隠れカフェ巡りが面白い
・お店やカフェが朝の7時から開いている
・日本食や日本食材が豊富
悪いところ
・チェンナイからの直行便が無いため、バンガロールやコチ、バンコク経由となる
・夜はいたるところでカラオケなので煩い
・ベトナム語(これは、学習意欲にも繋がる)
総評
全体的に、今回のMY物資調達の観点から、種類が豊富で安くて手に入りやすいと感じたのはクアラルンプールで、何よりも万人に開かれたショッピングセンター内にTokyo Streetとか、日本食材、日本製品、アニメグッズ、お土産店、日本食レストラン(それも、高級店ではなくて、すき屋、各種ラーメン店、大戸屋などの庶民レストラン)、ユニクロ、ダイソーが全て集結しているから、一か所で完結するというイメージ。ただ、物資調達だけが目的ではなくて、その土地ならではの行きつけのホテルやゲストハウス、会いたい人々、食、文化、言語、街の雰囲気、全て考えたうえで、これからも様々な拠点を旅していきたいと思う。
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