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【Day34】ベトナム63省バイク旅(Hà Giang省編)モン族の子どもたちとの出会い
朝。あまり天気が良くなかったので、ループにはいつ出発しようか、ルートを見ながら検討していた。
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地図を見ながら、旅行の計画を立てている瞬間も嫌いじゃない。きっと、良いツアーガイドになると思う。自分(笑)。そしたら、宿の子が「オススメのカフェがあるよ」と教えてくれたので、とりあえずそこまで1時間ほど、行ってみることに。雨の日のループは、避けたい。時間はある。ゆっくりしよう。
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街から10分ほどバイクを進めると、もうこのような広大な景色が広がる。川の流れと背景に山々があるのは、奥行きがあって美しい構図だな。
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で、その後30分ほどで、山々。これ、落ちたら谷。天気が悪いと、視界が良くないから、あまり運転したくはないけれど。
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オススメしてくれた、カフェからの眺望。あぁ、晴れたらきっとキレイだろうな。でも、ネット検索で見つかる写真のほとんどは、「最高の瞬間」を切り取っているものだけだと思うので、現実の写真を共有することに意義がある。山の天候は変わりやすいとは言われるけれど、だいたいハザン省の山でこのような霧が10時頃まである日は、その後長い間続くので、あまり進まないことをオススメする。
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カフェの横で歩いていた子どもたちに、食べる場所ない?と聞いたら、「ここにあるよ」と、飲食店を紹介してくれた。というか、お店で働いている子どもたちだった笑
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お手洗いは、完全にボットン便所だけれど、トイレットペーパーも準備されていた。こういう場所にトイレを作ることもスゴイな・・・。電気は無く、ドアを閉めると真っ暗になる為、スマホのライトを利用。
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麺を食べていたら、「そっち寒いと思うから、こっちに来な」とお父さんがどこからかやってきて話しかけてくれた。
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「あぁ、暖かい」。子どもたちが来ている服からもご理解頂ける通り(笑)、ここは寒い。標高が上がり、太陽の光が雲で隠れてしまうと、一気に体感温度が下がる。私も、市場で購入したジャンパーを羽織る。あぁ、これが無かったら、凍え死んでいた。・・・となるまでに、どこかには必ず冬服売っているけれども。聞けば、2人とも少数民族のモン族だとか。ラオカイ省で出会ったほとんどの少数民族の子どもたちはベトナム語を話さなかったけれど、ハザン省の少数民族の子たちはベトナム語を話す。この辺りはまだ、学校がある街が近い、というのもあるのかもしれない。
中国との国境付近という地域柄「たまに中国に行って、花火を買って帰るよ」って言っていたのが印象的だった。そして、旧暦テトの正月であるテト休暇に家で花火をするのだそうだ。
コロナ禍は、2年程ずっとお店はお休み。ベトナム人ですらほとんど来ずに、ビジネスも無く、大変だったはずなのに、そんな表情ひとつ見せず、とにかく歓迎してくれた。英語を英語圏の国で話しても、誰も喜んでくれないけれど(笑)、ベトナム語をベトナムで話すと、誰もが笑顔になってくれるのが、素敵だな。最後に、暖かいお茶を頂いた。
お父さんに、また戻ってきてね。と言われたので、もちろん、ループから戻ってくるときに、また立ち寄るよ、と伝えて、ハザンの街へ戻る。
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ガードレールも、結構年期が入っている。これ、あって無いようなもの。
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ループの途中には、ベトナム人観光客を意識したであろう、写真映えスポットがいくつかあり、そこで写真撮影をするには、10.000VNDほどの入場料がいるのだけれど、有難いことに、近くにはトイレもあるしカフェもある。セルフィーには全く興味ないけれど、こうして、オシャレなトイレがあるのは、観光客の賜物だと思う。
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この日の空は、ずっとこんな感じで、ハザンの街におりてきた後も曇り空だった。ただ、標高が上がると、どれだけ寒くなるか、肌感でわかったので、良い勉強になった。何よりも、やっぱり人との出会いだよね。どこかに、顔見知りができると、何かあったときに助けてくれるという安心感があるし、そこに行くのが目的となる。
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休憩しているときも、ずっとGARMIN止めていなかったので、時間がやたら長くなっているけれど、片道1時間ほどの道のり。「幸せの道路」は、といわれ風光明媚な景色が広がるけれど、場所は断崖絶壁がいくつも連なり、トラックの往来も多いとても危険な場所。森や山々を素手で開拓していった人々や歩いて山を越える人々には頭が下がる思いだ。ここ毎日歩いていたら、足腰すごい鍛えられる・・・。ある意味健康なのかな。
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