配属先に来て3か月、カントーのテーマごとの地図を作ろうと決めた
熱海の街にある一軒のゲストハウスMARUYAで見た手書きの地図。
友人が作った地元の建物と人々を紹介する地図。
小学生たちが作成したという子供たちがよく利用する場所を記載した地図のニュース。
どれも、人々が関わっていて、人々の「愛」が可視化されている。
ベトナムのカントーには、今、地図はある。それも、たくさんある。
そして、そのどれもがありきたりの観光地を紹介していて、ネットでも見られるものばかりだ。そして、街でこの地図を広げるとでかすぎて明らかに「私は観光客です」感が全開だ。
カフェの紹介もされているが、どこに行けばよいのだろう。余計に悩まされる。そして、カフェの名前と住所だけで、何も魅力に感じない。
同僚には「ベトナム人は地図読めないからねぇ」と言われたけど、実際に持ってきた手書きの地図を見せると、「これは、すごい。欲しい」と言われた。
地図が、お土産になることってあると思う。
それに、人々の物語があれば。
全部、自分事化しないと、見えてこないものがある。私が、作りたいと決めたのは、私自身が欲しいから、そして、この街が好きだから。好きな街に来た好きな友人たちに「どこがオススメ?」と言われて、「ここに全部載ってるよ」と言える「ここ」を作りたい。サイトでも同時に紹介しているけど、何よりも、まとめたもので物語と共に持ち帰ってもらえるものを。7月頃に決めて、まずは10月までに手書きのものを作成予定。
同時に読んでいた記事。そう、何事もまずは身近な自分自身を納得させるため。次に、身近な人々に喜んでもらうため。
「長谷川さんは長い間、どこかで『何で自分はこうなんだろう』という思いを抱えていたのかもしれません。しかし、そんな自分を評価してくれる人がいると知り、人生が変わっていった。」
「社会のニーズやトレンドも大事ですが、それに応えようと突っ走ると、社会や世界を変えること自体が目的化するというワナに陥りやすいのかもしれません。その場合、いくら能力が高い人でも、困難に直面するなりすぐに方向転換してしまう。別のことを始めてしまい、初心が長続きしない傾向があるようです」
いつも、自分事化。自分がそうならなかったのは紙一重。